毎年恒例! 自動車メーカー3社トップのメッセージ交換が話題に【東京オートサロン2014】

ホンダがブース裏手に用意する巨大なメッセージボードは、いまや 東京オートサロン名物のひとつになっています。

そして、そのメッセージボードに2011年の東京オートサロンではトヨタ自動車の豊田章男社長が『お互いにもっといい車をつくりましょう モリゾー参上』とメッセージを書き込む瞬間をクリッカーではスクープしていますが、それ以来トヨタとホンダのトップがメッセージでコミュニケーションを続けています。

2012年は豊田章男社長が『お互いにもっといい車をつくりましょう 豊田章男』とメッセージは同じながらモリゾーというレーサー名から本人名義となり、ホンダの伊東孝紳社長は『HONDAのクルマをもっと おもしろくするゾ!!』とイラスト付きで書いていました。

2013年は『いっしょにいい車をつくりましょう HONDA 伊東社長へ』と豊田社長からのメッセージは強まりました。残念ながら伊東社長はオートサロンに足を運べなかったようで、峯川取締役が代理で『「面白いからやる」 この気持でホンダの車を面白くして行きます!』とアンサーメッセージを残していました。

そして2014年の東京オートサロン。はたしてホンダのボードにどんなメッセージが残されているのかと見に行くと、なんとなんと、メッセージの文字が大きく力強くなり、そして日産も加わっています。

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ホンダのキャッチコピーをもじり『HONDAなんかに負けるもんか(笑) Morizo参上 豊田章男』と書かれた横には日産の志賀俊之副会長が『クルマ大好き NIPPONの為に! お互い頑張りましょう!』とエールを送っています。その2つのメッセージを受け止めたイラストに『おもしろいクルマは俺にまかせろ!!』をメッセージをつけているのが伊東社長。

2014年の東京オートサロンは国内乗用車メーカー8社に加え、インポーターも増えたことも話題となりましたが、こうしたユーザーの目に見えるトップ交流もまた、オートサロンの風物詩になっていくのかもしれません。 

GAZOO_Racing

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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