ブリヂストンの低燃費タイヤ「ECOPIA(エコピア)」に、ウェット性能とロングライフ性を備えた新シリーズが加わりました。しかも車種別専用で、セダンとクーペ専用の「ECOPIA EX20」、軽自動車とコンパクトカー専用の「ECOPIA EX20C」、ミニバン専用の「ECOPIA EX20RV」を展開。
より転がりやすくすることで低燃費を実現するエコタイヤは、とくにウェット時に制動距離が延びてしまうという、相反する要素を克服する必要があります。
今回発表された「エコピア」の新シリーズは、ブリヂストン独自の材料技術「NanoPro-Tech(ナノプロ・テック)」の採用により相反する低燃費性能とウェット性能だけでなく、耐摩耗性(ゴムのすり減りにくさ)を高い次元で達成するという新コンパウンドを搭載。
また、特許出願中の「ULTIMAT(アルティメット)EYE(アイ)」と呼ぶ最新のタイヤ開発技術を採用しているのも注目です。
最先端のシミュレーション技術に加えて、踏面部のパタン接地力の分布の計測、可視化技術の組み合わせにより、ウェット性能の向上と高い耐偏摩耗性を両立する最適なタイヤ設計を可能にした技術。
注目の性能は、従来品よりも転がり抵抗は同等〜8%低減しながら、10%以上のウェット性能向上を実現。なかでもセダン、クーペ用のECOPIA EX20」は、日本自動車タイヤ協会のラベリング制度でウェットグリップ性能の最高グレード「a」を19サイズ中、18サイズで達成しています。
また、車種別専用設計とすることで、ボディタイプにより異なる偏摩耗を抑制することでもロングライフ性能を確保しています。
発売サイズは、セダン・クーペ用の「ECOPIA EX20」が全19、軽自動車・コンパクトカー専用の「ECOPIA EX20C」が17サイズ、ミニバン専用の「ECOPIA EX20RV」が10サイズ。
発売時期は3月1日からですが、サイズによっては4〜6月の発売予定になっています。
(塚田勝弘)