個性派SUV「ルノー・コレオス」がフェイスリフトと安全装備を強化

日産エクストレイルとプラットフォームを共有するルノー・コレオスは、同じエンジンやシャーシを使いながらもエクストレイルとはかなり違った走りを見せてくれます。

シャーシや電動パワステ、そしてシートに強いこだわりと自負をもつだけに、エクストレイルの良い意味でオフロードSUVらしいタフさを感じさせる足まわりとは異なり、スプリングやショックアブソーバー、ブッシュなどを専用設計、シートにもこだわることでマイルドな乗り味を堪能できます。

RENAULT KOLEOS (H45) - PHASE 3

ルノーといえばまずカングー、メガーヌ、そして今年新しくなったルーテシアに注目が集まりがちで、コレオスはかなりのレア物件であることは間違いありません。

RENAULT KOLEOS (H45) - PHASE 3

しかし、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーによる「恋に落ちる」という新しいルノー・フェイスにフェイスリフトし、ブリリアントブラックのフロントグリルをバックに、大きなブランドロゴが映える魅力的なフロントマスクを手にしています。また、足元も新デザインの18インチアルミホイールに一新。

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インテリアは大きな変更はありませんが、センターコンソール、シフトノブ、フロントパワーウインドウスイッチベースに木目調の加飾を施し、コレオス専用設計のBOSEサウンドシステム(7スピーカー、重低音ウーファー、デジタルアンプ)を搭載しています。また、助手席4ウェイ電動シートを用意するなど装備も充実しています。

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Aピラーの付け根には、35km/h以上で走行中に、後続車やオートバイなどが死角から3m以内に近づくと警告ランプでドライバーに知らせる「ブラインドスポットワーニング」を搭載して安全装備も強化。

エクストレイル譲りの高い4WD性能とルノーらしい乗り味が堪能できるルノー・コレオス。数多いSUVの中でも個性はピカイチで、使い勝手も良好ですから見逃すのは惜しい存在かもしれません。

グレードはルノー・コレオス・インテンスのみで価格は374万8000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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