2013年12月リリース予定と期待を集めるPS3用ドライビングシュミレーションソフト「グランツーリスモ6」。グランツーリスモ・シリーズ15周年を記念して、有名メーカーとのコラボレーション企画『Vision Gran Turismo(ビジョン・グランツーリスモ)』が進行しています。その第一弾として登場したのが、メルセデス・ベンツの『AMG ヴィジョン グランツーリスモ』です。
その艶めかしいボディは、カーボンとアルミフレームによって構成されたもので、1385kgに仕上がっているといいます。前後重量配分は46:54、メルセデス・ベンツの伝統的な意匠となるフロントグリルですが、そのひとつひとつのピースがLEDによって構成され、様々な色に輝くというのが、伝統と未来、そしてメルセデス・ベンツとグランツーリスモの世界観をクロスした象徴的な意匠といえます。
テールエンドではコンビネーションランプを囲うように配置された8本出しのマフラーが個性をアピールしています。なお、エンジンはAMG V8ツインターボ(430kW 800Nm)、ミッションは7速DCTと想定されています。
当初、スタイリングとコンセプトだけのヴィジョンと思われていましたが、なんとメルセデス・ベンツは1/1、すなわち実物大のスケールモデルまで製作。そのモデルは11月20日に開幕したロスアンゼルスオートショーのメルセデス・ベンツのブースに飾られているということです。
ガルウイングドアは1952年の長距離レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝した名車300SLにインスパイアされたという、メルセデスらしいオリジナリティ溢れるスタイリングは、自動車ファンのみならず、話題を集めています。あなたは、どのように感じますか?
(山本晋也)