日産のみならず、日本のスポーツカーの頂点といえる「NISSAN GT-R」が2014年モデルへ進化しました。
2014年モデルの開発テーマは、洗練された速さを追求した「大人が楽しめる『NISSAN GT-R』」です。
といっても、ラグジュアリーさを求めるというわけではありません。2012年に参加したニュルブルクリンク24時間レースなど数々のモータースポーツ活動からのデータからのフィードバックなどにより進化を遂げているといいます。
すなわち、「GT:グランツーリスモ」的な乗り心地、「R:レーステクノロジー」に基づく圧倒的な速さの両立というのが、2014年モデルでのテーマ。まさに『GT』・『R』という名前にふさわしいパフォーマンスを目指しているのです。これは、GT-Rが標榜し続けている「マルチパフォーマンス・スーパーカー」を追求することと同義でもあるのです。
ボディのたわみまで含めて、シャシーを見直しているのが2014年モデルの特徴といえます。それにより、あらゆるステージにおいて高水準の安定性と優れた路面追従性、上質な乗り心地を目指しているということです。速さだけではない、ひとつ上の次元へと進化しているとアピールしています。
エクステリアでは、新デザインの高効率LEDポジションランプによるランプシグネチャーにより、稲妻の閃光を思わせる印象的な外観としています。この新しいランプシグネチャーは、エンジン始動時に点灯するという演出もされています。
インテリアでは、最上級グレード「プレミアム エディション」の専用オプションとなるファッショナブルインテリアに、アイボリーを追加するなど、選択肢を広げています。
グレード展開は、「ピュア エディション」、「ブラック エディション」、「プレミアム エディション」の3グレード。メーカー希望小売価格はそれぞれ9,051,000円、9,933,000円、10,111,500円となります。
ボディカラーは、24金ゴールドでコートされた微細なガラスフレークを混ぜた新色のゴールドフレークレッドパールのほか、オーロラフレアブルーパール、メテオフレークブラックパール、ブリリアントホワイトパール、ダークメタルグレー、バイブラントレッド、アルティメイトメタルシルバーという全7色。
発売は2013年12月2日。全国97店舗の再編された日産ハイパフォーマンスセンター(NHPC)にて、「GT-R」マイスターとして認定されたカーライフアドバイザーが販売を担当するということです。
●GT-R 2014モデル主要諸元
全長:4670mm
全幅:1895mm
全高:1370mm
ホイールベース:2780mm
トレッド(前後):1590/1600mm
車両重量:1740~1750kg
(山本晋也)