700馬力、5速MTのレクサスISがアメリカでデビュー!

2013年11月5日に開幕する、世界最大級の自動車アフターパーツイベント「SEMAショー」(会場はラスベガスコンベンションセンター)に、レクサスから6気筒ターボのIS340がエントリーしていることが発表されています。

『2014 IS 340 by Philip Chase』 という、このISベースのチューニングカー、注目はパワートレインです。

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6気筒ターボといっても、もともとのエンジンを過給したものではありません。フロントフードを開けると、そこにはスープラやアリストで知られるトヨタの名機「2JZ」が収まっているのです。

エンジンスワップをしただけではなく、エンジン自体も3.4リッターへと排気量アップ。ギャレットのボールベアリングタービンGTX3582Rをセット、グレッディのインタークーラーやコーヨーのラジエターを備えるなどして、700馬力・500lb-ft(約678Nm)へと成長しているということです。

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ミッションも5速MTへとスワップされています。日本のブランドであるOS技研のトリプルプレートクラッチやLSDにより駆動系は強化されています。フットワーク系は、カーヴェーのサスペンションキットやブレンボのブレーキ(フロント6ポット、リヤ4ポットキャリパー)によりグレードアップされているとのことです。

スパルコのレザー仕様バケットシートが、レクサスらしいスポーツとラグジュアリーのバランスを象徴する、このカスタマイズされたIS340。おそらくノーマルからは想像でもできない走りをするであろう、スーパーISの提案です。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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