ワゴンRがクラス最良の30.0km/Lの燃費に進化! ”ぶつからない”を標準装備した20周年特別仕様車も登場

スズキの屋台骨ともいえる軽乗用車「ワゴンR」、「ワゴンRスティングレー」が、ライバルをキャッチアップすべくマイナーチェンジ。最大のライバルともいえるダイハツ・ムーヴや、ニューカマーである日産デイズや三菱eKを超える軽ワゴンでトップとなる30.0km/Lの燃費性能を達成しています。

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燃費改善につながったのは、タイミングチェーンの細幅化によるエンジンの摩擦抵抗軽減やエンジンアンダーカバーの追加による空気抵抗の低減、そしてCVTとVVT(可変バルブタイミング)の最適化などが挙げられています。NAエンジン・2WDにおいて30.0km/LのJC08モード燃費を達成。ターボ車においても2WDでは27.0km/Lと、軽ワゴンターボとしてはトップとなるスペックを実現しています。これにより、CVT車は全機種エコカー減税の対象となりました。

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さらに、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能などの先進安全技術を搭載しているのも注目です。

フロントウインドウ上部に設置されたレーザーレーダーにより前方車両を検知、約5km/hから約30km/hの低速走行中に衝突を回避できない(ブレーキの踏み忘れなど)と判断したときに衝突回避・衝突被害軽減ブレーキを作動させるという『レーダーブレーキサポート[衝突被害軽減ブレーキ]』を新採用。同時に、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESP[車両走行安定補助システム])をCVT全車にメーカーオプション設定(42,000円~)しています。

 

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また、初代モデルが1993年にデビューしている「ワゴンR」。節目となる年を記念した特別仕様車「ワゴンR 20周年記念車」を設定しました。

専用ブラックメッキのヘッドランプや15インチアルミホイール、スチールシルバーメタリックのドアハンドル、アルミ蒸着クリアレンズのリヤコンビネーションランプ等を採用。特別設定色として「スチールシルバーメタリック」や「フェニックスレッドパール」のボディカラーを用意しているのが差別ポイントですが、それだけではありません。今回のマイナーチェンジにおけるトピックスといえる、レーダーブレーキサポート、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPを標準装備しています。駆動方式は2WDと4WD、エンジンはNA、変速機はCVTの設定となります。

 

メーカー希望小売価格は、ワゴンRが1,099,350円~1,367,100円。ワゴンRスティングレーが1,344,000円~1,613,850円。特別仕様車「20周年記念車」は1,344,000円~1,458,450円となっています。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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