2013年は、WRCへスポット参戦するほか、875馬力のモンスターマシン「プジョー208 T16パイクスピーク」によるパイクスピークヒルクライムへの挑戦など、様々な活動を行なっている、セバスチャン・ローブ選手。
WRCでは9度のシリーズチャンピオンとなり、絶対王者といえる存在ですが、2014年はサーキット・レースへのチャレンジを行なうことが発表されました。
そのパートナーとなるのは、もちろんシトロエンです。
2014 年よりシトロエンが FIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC:World Touring Car Championship)に参戦することが発表され、そのシトロエンレーシングの一員としてセバスチャン・ローブ選手の挑戦が明らかとなったのです。
参戦マシンについては、未発表ですが、今シーズンもWRCで活躍しているDS3 WRCの1.6リッター直噴ターボによるノウハウを活かした開発はすでに始まりつつあるとのことです。
なお、WTCCのマシンが使うのも1.6リッター直噴ターボで、基本的には一台のマシンが使えるエンジンは年間一基というレギュレーション。その点においては、WRCで培った技術が流用できると、シトロエンは前向きにアナウンスしています。
(山本晋也)