クルマの維持費は月々いくら必要?賢く自動車に乗ろう!

新車販売のうち、軽自動車のシェアが4割近くにもなっているのは、魅力的な新車が数多く登場している、ダウンサイジング傾向にあるなどのほかに、税制上の恩恵と維持費の安さが絶対的な要因であるのは言うまでもありません。

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自動車取得税は3%、自動車税(軽自動車税)は乗用で年間7200円、自動車重量税は2年で8800円。1000cc以下のリッターカーと比べてもそれぞれ5%、2万9500円、1万2600円とかなり違います。

税制上の恩恵があるだけでなく自賠責保険料も半額以下、任意保険もかなり安くすみます。また、高速道路など有料道路料金も安くなるというメリットもあります。軽自動車と登録車の間には、こうした差があることを考慮しつつ、ほかのクルマの維持費をタイプ別に考えてみましょう。

LEAF-101203-04まず日々のガソリン代ですが、EVであれば当然ながらかかりません。逆にEVはガソリン車よりも割高ですから購入時にそれだけのコストを支払っていますし、戸建てであれば導入時の電源工事などの費用、日々の電気代も当然必要になります。

年間のガソリン代は、ガソリン価格や燃料の種類、燃費、走行距離によって当然異なります。年間のガソリン代は、年間走行距離÷燃費(実燃費)×ガソリン価格で出せますが、ネットなどで計算してくれるサイトがありますので大まかでも算出してみましょう。

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先述した税金や保険などのほかに、高速道路料金やエンジンオイルやタイヤなどの消耗品代、車検や12か月点検、場合によっては駐車場代なども必要です。

とくにガソリン代や高速代、駐車場代などは人によってかなり差が出てきそうですが、かなり、本当におおざっぱな目安としてトータルな維持費は、軽自動車で年間30〜45万円、リッターカーで40〜55万円、2.0Lクラスで年間45〜60万円くらいは最低限かかるのではないでしょうか。月額で2万5000円〜5万円くらいは必要でしょう。

これらを節約するには皆さんが実践されているように、燃費を向上させる、セルフや会員価格の割引など安いガソリンスタンドを探す、駐車場もタイムズクラブなどの会員になる、任意保険を見直すなどの対策が必要です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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