ダウンサイジングやシリンダーレス化による燃費向上がトレンドとはいえ、3気筒でも他メーカーが躊躇しているなか、2気筒という思い切りの良さで度肝を抜いたのがフィアット500のツインエアです。
4月25日に発売された「500S」は、2気筒エンジンにファン待望のMTを組み合わせたスポーティなモデルで、ツインエアの軽快な走りをより満喫することができます。
ツインエアとMTの組み合わせは、去年7月に250台限定でリリースされましたが、ほぼ1か月で完売と、MT派の支持を集めていました。
新導入された「500S」には、専用となるフロント/リヤバンパーやリヤルーフスポイラー、15インチアルミホイールが装備され、インテリアもブラックを基調としたスポーツシートやスポーツステアリングなどで「S」のネーミングにふさわしい仕上がりが自慢。
3年間のメンテナンスプログラム「フィアット イージー ケア」込みで価格は225万円。現代のチンクエチェントをMTで乗りたい! というニーズに応えてくれるカタログモデルの追加は朗報といえるでしょう。
(塚田勝弘)