排気量57.3ccの単気筒OHVエンジンに、前進3段・後進1段のギアを組み合わせたホンダのFF300……といっても、クルマでもオートバイでもなく、ホンダのもう一つの顔といえる耕うん機の話。
小型耕うん機『サ・ラ・ダ FF300』が、折りたたみ式ハンドルの採用など利便性を高めるマイナーチェンジを受けたということです。
併せて従来のパワーレッドに加えて特別色として、名前に由来したサラダグリーンのモデルを予約・限定販売するとのこと。
エンジンを低重心にレイアウト、独自のフロント同軸・同時正逆転ロータリー(Active Rotary System)を前方に配置したことで、初心者にも扱いやすいという『サ・ラ・ダ FF300』は、2003年3月の発売から累計で約5万4000台も売れているという人気モデル。
今回のマイナーチェンジにより、簡単・コンパクトに折りたため作業に合わせて握り位置を自由に選べる補助バー付きのループハンドルや、土が詰まりにくく軽い力で操作しやすい新フロントホ イールビームを採用したことで、一層使いやすくなっているといいます。
ちなみに、最高出力は1.5kW(2.0ps)/4800rpm、最大トルクは3.2N.m(0.33kg-m)/4000rpm、装備重量51kgとのこと。メーカー希望小売価格は16万9890円となっています。
(山本晋也)