10月21日に決勝2レースで行われたWTCC世界ツーリングカー選手権。
第一レースでは上位3台が予選順位通りスタートしたのに対し、6位のセアトに乗るガブリエル・タルキニ選手が好スタートで5位浮上、その後果敢に攻めてアレックス・マクドウォール選手を交わして4位に浮上。
しかし、抜きどころの少ない鈴鹿サーキットでは上位陣にそれ以上の大きな順位変動は起きません。
ところが、シボレー・ワークス勢の3人はドライバーズチャンピオンが狙える圏内びかかっているため、上の写真のこの距離感でホンキのバトルを繰り返します。
そんな熾烈な第一レースを勝利したのはワークスのシボレー・クルーズ、アラン・メニュ選手!
第一レースの表彰台は特別賞やマニュファクチャラーポイントも含めてシボレーが独占!
そして、続く第二レース。予選順位の1位から10位までを逆に配置するリバースグリッドで、第一レースにポールポジションだったアラン・メニュ選手が10番グリッドから、予選10番手だったステファノ・ダステ選手がポールというスタート順で始まります。
本当に抜きどころのない鈴鹿ですが、シボレー勢はグリッドのスタート順からポジションを各車4つづつ上げていくという強さで、ロブ・ハフ選手が4位、イヴァン・ミューラ選手が5位、アラン・メニュ選手が6位でゴール。
予選、決勝第一、決勝第二レースの全てのポイントを合算するとマニュファクチャラーランキングでシボレーは3年連続チャンピオン!
WTCC史上初の三連覇を達成しました。
(北森涼介)