2012年8月29日、神奈川県横浜市にて第6回目となる「おもいやりライト運動会議」が開催された。
「おもいやりライト」運動は、日産自動車が主導する交通安全啓蒙運動だ。具体的には交通事故の増加する夕暮れ時に早めのライトアップをドライバーに促そうというもの。昨年の市民会議からスタートし、現在では60もの協賛企業や団体を集める運動に成長している。
今回の会議では、この夏に行われた協賛団体や企業の活動内容と、秋以降の「おもいやりライト」運動の活動予定などが発表された。
報告は、山形で協賛する一般社団法人山形県安全運転管理者協会からの電話での挨拶からスタート。また、「おもいやりライト」運動の事務局スタッフによる東北訪問も同じく報告された。
続いての報告者は神奈川県のプロジェクトである「神奈川特命子ども地域アクター」によるもの。小学生から中学生が実働部隊として、神奈川のあちこちの運動に参加するもので、今回は4人の小中学生が「おもいやりライト」運動に賛同する企業を訪問し、レポートを作成した。
それ以外では住友3Mや横浜市、シクロポリタンジャパンなども活動を報告。そして日産自動車による日産社内への啓蒙などが報告されたのだ。
また、前半部の最後には協賛企業のひとつである小糸製作所が自動車のヘッドライトの歴史をレクチャーするプログラムも用意された。
後半部では、秋以降の「おもいやりライト」運動の活動予定が発表された。その目玉となるのは11月10日(土曜日)開催予定の「おもいやりライトシャルソン」だ。
「シャルソン」とは、今年の春から始まった「ソーシャルマラソン」の略。街で全体を使って、街巡りをしながら、ネットなどを利用してソーシャルにイベントを楽しもうというもの。生まれたばかりのイベントだが、すでに全国10カ所以上で開催されるほどの盛り上がりを見せている。
■「おもいやりライト」の公式サイト
http://www.omoiyari-light.com
(鈴木ケンイチ)