今年のアジアクロスカントリーラリーに出場する日本人チームの中でもひときわ異彩を放つのが”Two & Four Motor Sportsチーム”川脇一晃選手、井入宏之選手、仁科美奈子選手の3人組だ。
まずは、昨シーズンの全日本ジムカーナSA3クラスでエボXを駆り3度目のシリーズチャンピオンを獲得したのが川脇選手。25年以上ターマックで1/1000秒の世界を争ってきた全日本チャンピオンが東南アジアのグラベルロードに挑戦します。ちなみにダートでの競技は未経験との事。
井入選手の主戦場はサーキット。スーパーGTでは2006年黄色いアスパラドリンクの黄色いカラーリングも鮮やかなRE雨宮のRX-7でGT300のシリーズチャンピオンを獲得した事を覚えている人も多いのではないでしょうか。その後もRX-7~ランボルギーニガヤルドでスーパーGTに参戦し続けたあの井入選手が今年の夏は川脇選手とともにピックアップトラックで大地と格闘しながらゴールを目指します。
でも…いくらチャンピオン2人が組んだって、これほどジャンルが違うとねぇ。そんな訳で(?)このチームは3人乗車でこのラリーに挑みます。
その3人目、アジアクロスカントリー唯一の経験者は…
元々はアジアを放浪するのが好きなバックパッカー。その趣味が高じてラリーにハマり、すでに5度の参戦経験をもち、このラリーを知り尽くした仁科選手がコ・ドライバーをつとめます。また昨年はメディアの一員としてタイ~カンボジアに訪れています。
仁科選手の本職は女子校の先生。今回タッグを組むのは女子高生じゃなくて、2人のチャンピオンドライバー。2人の猛者を女子校の先生がゴールのアンコールワットまでナビゲートします。
何やら不思議なトリオの挑戦がとっても気になるアジアクロスカントリーラリーは、今月の12日のタイのビーチリゾート地パタヤからスタートします。
■アジアクロスカントリーラリー2012公式ホームページ
http://www.ortev.org/axcr/
■タイ国政府観光庁ホームページ
http://www.thailandtravel.or.jp/