「走れるミニバン」エクシーガtSはどんなクルマ?・概要編【エクシーガ マイナーモデルチェンジ】

ベースモデルのエクシーガGTはミニバンとは思えない動力性能と、運動性能を備えた「走れるミニバン」として、クルマ好きのユーザーから強い支持を得ていますが、E型になり追加されたエクシーガtSはその走りのポテンシャルをさらに引き上げた究極のスポーツミニバンと言えます。

今回のマイナーチェンジではベースモデルもサスペンションのセッティングや材質変更等が行われ、ベースモデルでもリヤサスリンクにピロボールを使うなど、さらに進化しています。

エクシーガtSは特別仕様の限定車で、エクステリアではスバルのスポーツイメージを強く表現する専用ボディカラー(WRブルー・マイカ)の設定や、フロントアンダースポイラーを初めとする空力パーツ、フィーリングを重視したと言われるスポーツマフラー、乗り心地を犠牲にすることなく、気持ちの良いドライビングを実現させる剛性アップパーツ、特別仕様車の証である専用オーナメント等、あらゆる部分に手が加えられています。

B型に設定されていたtuned by STIと比較しても、大径化されたホイールや、新たに採用されたフレキシブルドロースティフナー等コンプリートカーの部分でも熟成、進化を遂げています。

これまで発売されて来たtSモデル同様、エクシーガ専用セッティングとなる足回り系には特に力が入っており、7人乗りという用途でありながらも、決して走りを妥協しないチューニングが施されています。

車両本体価格は374万8500円(消費税込)で、ベースとなるエクシーガGT EyeSight アルカンターラセレクション(メーカーオプション・キーレスアクセスプッシュスタート付車 OPコードEHC)が300万3000円(消費税込)なので74万円高となりますが、全国300台限定なので、リセールバリューは高そうです。

※tSモデルにはEyeSight(Ver.2)は搭載されません。

今最も走れる7人乗りミニバンだと言う事は間違い無さそうです。

(井元 貴幸)