日産流“ぶつからないクルマ”は魚群がヒント「自然界から学ぶクルマ製品開発」【動画あり】

「ぶつからないクルマ」といえば、スバルの「アイサイト」がポピュラーですが、日産も独自の「ぶつからないクルマ」の研究が進められています。


↑アイサイトの技術は、本当に素晴らしい!

日産は、魚群をヒントに「ぶつからないクルマ」を研究しています。2009年に発表されたロボットカー「EPORO」は、この魚群をヒントに集団としてロボットが「群走行」しながらお互いぶつからず、しかも障害物を回避しながら移動する技術が組み込まれています。下の動画で見てみましょう。

魚は障害物を回避しながら、密集して泳ぐことが出来ます。これは、最寄りの仲間の位置に応じて「衝突回避」「並走」「接近」という3つのルールに従って動きを変化させているからです。魚が「側近感覚」や「視覚」をセンサーにこの動きをしているのに対し、このロボットはレーザーの反射光を利用し距離感覚を掴み、パルス信号を使って対象物の位置を把握することにより、魚の群れの様な動きを可能にしています。

この技術が将来クルマに生かされて、本当の意味での「ぶつからないクルマ」が登場したらいいですね。

でも、そんな車が本当にあったら、運転は楽しくなさそうですが・・・。

(武井 正行)