ワゴンRとスイフトが、インドの国家的デザイン賞に選ばれました

スズキの子会社、マルチ・スズキ・インディア社が生産・販売する小型乗用車「スイフト」と「ワゴンR」が、このほどインドで初めて実施されたデザイン賞である『インディア デザイン マーク 2012』を受賞したと発表されました。

 この『インディア デザイン マーク』は日本のグッドデザイン賞をモデルとして、「インドデザインカウンシル」が主催し今年度より実施されたものということです。

このほど同デザイン賞を受賞した小型乗用車「スイフト」と「ワゴンR」は、いずれも2011年度のインド自動車市場において15万台の販売実績をもち、このクラスの中の最量販モデルとなっているということ。

「スイフト」は日本仕様と細部が異なる程度に見えるグローバル仕様。洗練されたエクステリアデザインと、質感と機能性を高めたスポーティーなインテリアデザインが評価されたと考えられています。インド仕様は1.2リッターガソリンと1.3リッターディーゼルがラインナップしているとのことです。

一方で「ワゴンR」は、日本で販売されている「ワゴンR」をベースに、マルチ・スズキ社のインド人デザイナーがインドで好まれるデザイン要素を盛り込んだ小型乗用車。広く快適な居住空間、乗り降りしやすいシート、使い勝手の良いラゲッジスペースなどが特長であり、支持されている理由だということです。

【マルチ・スズキのワゴンR主要スペック】
全長:3595mm
全幅:1475mm(モールディング除く)
全高:1670mm(ルーフレール除く)
ホイールベース:2400mm
エンジン:3気筒KB10型
排気量:998cc
最高出力:68ps/6200rpm
最大トルク:90N.m/3500rpm
乗車定員:5人
タイヤサイズ:145/80-13、155/65-14

なるほど、日本では軽自動車として660cc以下となっているワゴンRをベースとしているようですが、大きなヘッドライトに余裕の1リッターエンジンで、5人乗車のワゴンとして評価されているようです。

■マルチ・スズキ ウェブサイト
http://www.marutisuzuki.com/

■スズキ、インドのデザイン賞を受賞(スズキ株式会社)
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2012/0524/index.html

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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