ボディ重量50%減も夢じゃない!住友金属工業、鋼管加工の新技術を完成。

住友金属工業株式会社、住友鋼管株式会社、住友金属プラント株式会社の3社は自動車軽量化の画期的技術として、3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ;3 Dimensional Hot Bending and Quench)を開発、量産加工技術が完成したと発表しました。

専門的な内容は割愛しますが、この技術は鉄板でボディーフレームを製作した場合と比べると最大で50%も軽量化できるという驚くべき技術です。つまりボディーの重さが半分になるんですよ!

車体の軽量化はスポーツカーのみならず、ハイブリッドや電気自動車でも絶対に必要になる技術。燃費に直結しますからね。カーボンやアルミなどの高価な材料を使わずに軽量化する技術としてかなり注目に値します。

近いうちに、この技術を使った市販車が発表されることを期待します。

■3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)の量産加工技術が完成(住友金属工業株式会社)
http://www.sumitomometals.co.jp/press/2012/news2012-04-20.html

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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