ご無沙汰しています、リンです。今回の「女子のホンネ」シリーズ番外編は東京・代官山のT-SITE GARDEN GALLERYで1月22日まで開催されている「Aston Martin with Bang & Olufsen and Vulcanize London」の取材レポートをお届けします。
さて、みなさん「アストンマーティン シグネット」ってご存知ですか?トヨタiQをイギリスの高級自動車メーカーアストンマーティン社がカスタマイズしたコンパクトカーなんです。全長3メートルほどのちっちゃなクルマですがとてもリッチなクルマ。個人的にも興味あるんですよねー。
さて、見てください、このゴージャスな内装!これぞ小さな高級車。レザーはDBと同じ材質のレザーを惜しげもなく使ってます。ブラックの内装に水色のシングルステッチが本当におしゃれですね。女子にはたまりませんっ!
外装も良く見てみるとコンパクトなのに高級感が醸し出されているんですよね。それもそのはず、細かな外装パーツ一つ一つが上級モデルと同じコストをかけて作られているからだそう。
見えますか?フロントグリルのルーバーを良く見るとアルミ部材にヘアライン加工ですね。ここ、国産車だったらプラにメッキ処理でしょ。
アストンマーティンのキャラクターになっている「サイドストレイク」も金属(たぶんアルミ)のポリッシュ仕上げ。奥のメッシュもパンチングした金属素材でした。熟練工の手作業でしょう。
エンブレムも何とメタルエナメル!こんなところにまでしっかりとコストをかけて作られています。
iQがベースとはいえプライスは500万円弱。意見が分かれるところですが、これってみなさん高いと思いますか?なんせベース車両の300万円乗せですからね。でも、よく考えてみてください。期間工がラインで大量生産している工業製品と、熟練工が手作業で組み上げていく工芸品に近い製品ですもの、このくらいのプライスの差って当然かも。
でも決してミエを張るためのクルマじゃないんですよね。あくまで自分に対して上質な物を手元に置いておきたいとか愛でたいっていうためのクルマですよね、それも日常使いとしての。
そこを理解したうえで、上質なものに普段から接している「分かっている人たち」にぜひとも乗って欲しいクルマです。
今回は高級オーディオメーカーの「バング&オルフセン」とのコラボイベントだったのですが、この「バング&オルフセン」と物づくりのポリシーが似ているな、というのがワタシの感想なんです。「バング&オルフセン」のAVリモコンって肉厚のダイキャスト製でできていてずっしりと重いんですよ。落としたらフローリングにキズがつくくらい。この重量感ってブランド腕時計なんかと一緒で高級感を演出するには非常に大事な要素なんですよね。
このシグネット、iQが本来持つ「ポップさ」を打ち消して既存の顧客に訴求するためには「バング&オルフセン」のオーディオのように小さいながらも凝縮した塊感というか重厚感が絶対に必要だったはず。そこを「ブランドイメージの踏襲」と「熟練したクラフトマンシップ」をiQに取り入れ昇華することで、小さいながらもここまで重厚で高級感あふれたクルマとして再構築する腕前って本当に素晴らしいとワタシは思います。
こんなステキなクルマ、さらりと足代わりに乗っている男子がいたら絶対に惚れちゃうなー。
女にモテたいならこんなクルマに乗るな!【女子のホンネ5車種】
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(リン)