タイヤ跡が指紋！　ヨコハマタイヤのコンセプトモデルが面白い！【東京モーターショー】

大好評で終了した東京モーターショー。

会期中にはやはり新車情報に目が行きがちでしたが、一息ついた今ならこんな情報があなたに刺さるはずです。

ヨコハマタイヤブースで面白い展示を見つけました。

以前、横浜ゴムとLOVECARSとのコラボ 車の“かっこいい”を考える広告コンテストを開催した会社です。

https://clicccar.com/2011/11/28/86002

来年には有名雑誌3誌に広告として掲載されるそうなので楽しみですね＾＾

最終日にもブースは賑わっていました。

気になった展示のひとつにコンセプトタイヤが2つ。

まずは指紋をタイヤのパターンにしたコンセプト。

Shimon（指紋）

同心状の指紋をヒントに！

指紋があることによって、私たちは、ものを落とさずにしっかり掴むことができます。雨の日や雪道など、タイヤが滑りやすい路面で360度あらゆる方向に摩擦の力を発揮できるよう、指紋の模様からデザインした同心状の模様を配置することで、優れたグリップ力への応用が可能です。

続いてはハニカムをタイヤのパターンにしたコンセプト。

Honeycomb（ハニカム）

自然界に存在するハニカム構造をヒントに！

蜂は六角形を隙間無く並べることで、高効率で丈夫な巣を作ることを可能にしました。

六角形ブロックは、縦・横・斜め、あらゆる方向の力に対応することで優れた全天候性能を実現します。

上記の２つのパターンは、グリップや強度に効果はあるのですが実際にはウェット用の溝が必要などそのままでは市販にすることはできません。このようなコンセプトタイヤのパターンをどれだけ市販タイヤのパターンに活かせるか？こうやってタイヤのパターンが開発されていくのかというのがわかる興味を引く展示でした。

もうひとつの気になった展示というのは車椅子のタイヤです。

パンクレスタイヤ

一般的なゴム製品は、「加硫」という工程で強度を得て成型されます。しかし一度「加硫」したゴムは形状を変えにくく、再利用も困難。そのため使用後のゴム製品の多くは、焼却・熱源料とされてきました。横浜ゴムの特許技術「THCラバー」は、リサイクルできるゴム素材。熱を加えて溶解・成型が可能です。このゴムを使った製品は、使用後に回収して新たに製品を作ることが可能です。横浜ゴムはこの「THCラバー」を使い、車椅子用タイヤを開発しています。ソリッドタイプ（空洞ナシ）とし、空気注ぎの煩わしさやパンクの不安も解消。ストレスを軽減する「人にやさしい」タイヤで、車椅子利用者の前向きな気持ちを応援します。

こちらが断面。2割ほど重量が重くなっているそうですが、パンクの不安を考えると自由に行動できる方がいいとの事。

車椅子の人と行動を供にする事が多くなりわかったのですが、世の中車椅子で生活するようにまったく出来ていません。

車椅子の人でも気軽に行動できるように社会を変えていきたいですね！

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】　https://clicccar.com/2011/12/12/92157

https://clicccar.com/author/sin

(sin)