東京モーターショウに向け、日産自動車はNV350キャラバンを参考出品する事を明らかにしました。
そのスタイルはモダンで、仕事に使うには、ちょっとオーバークオリティな気がするくらいの、上品なデザインです。
しかし今回紹介するのはNV350でなく、NV3500HDパッセンジャーバン。
日産自動車が北米向けに日本メーカーとして初めて参入するフルサイズバンで、全長は6119mm 全幅は2030mmと、日本のマイクロバスと、ほぼ同じサイズ。
しかし、ボンネットが付いているため、4列シート12人乗りと、日本で言えばキャラバンのマイクロバスクラス。
このサイズで12人乗りって所がいかにも北米って感じがします。
日本でマイクロバスと言えば、ディーゼル仕様が殆どですが、北米ではガソリン車が主流。
それに合わせ、NV3500HDパッセンジャーバンはV6 4.0L仕様と V8 5.6L仕様を用意。
V6仕様は261ps/38.8kgm V8仕様は317ps/53.2kgmを発生。
エンジンも大陸向けでパワフルです。
さらに驚くのはシートアレンジの多さ。
日本でマイクロバスやコミューター仕様のクルマではシートアレンジは、ほぼ皆無ですが、NV3500HDはシートの脱着が出来ることにより、なんと324通りものシートアレンジが可能だそうです。
サイズもエンジンも日本の規格とは程遠いですし、12人乗りですと、大型又は中型(限定無し)自動車運転免許が必要ですが、個人的にはボンネットの付いているマイクロバスって斬新で魅力的。
リゾートホテルの送迎などで使ったらイメージが変わるかもしれませんね。
(井元 貴幸)
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