三菱の新型1.8Lエンジン4J10型は、新たに開発したMIVEC機構を採用した点に注目です。
吸気側のバルブリフト量、開弁期間、開閉タイミングを、単一の機構で機械的に連動する構造とすることで、同時かつ連続的に可変させることを可能としています。
吸入空気量を従来のスロットルバルブだけでなく、吸気バルブの制御によっても調整することで、吸入時の損失(ポンピングロス)を低減し、燃費を向上させるほか、SOHCに適用することができるため、部品削減によるシステムの軽量化・コンパクト化も同時に実現しています。
つまり低コストで低燃費というわけです。
加えてアイドリングストップ機能の「オートストップ&ゴー(AS&G)」を採用した点にも注目です。
すでにMT車向けにはアイドリングストップ機能が装備されていましたが、新型MIVECと組み合わせることでCVT車にも搭載できるようになりました。
すでにRVR、ギャランフォルティス、ギャランフォルティス・スポーツバックに搭載されて発売が開始されています。
スペックは139ps/17.5kgmと従来型4B10型DOHCと変わりはありませんが、RVRでは10・15モード燃費15.2km/Lから17.0km/Lと大幅に向上しています。
アイドリングストップは、どんどん身近になりそうです。
(佐藤みきお)
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