ついに公式発表です。
噂通り、ニュルブルクリンクでレクサスLFAは市販車の新レコードとなる7分14秒という激速タイムをたたき出しました。
LFA開発の舞台となったニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)で実施した確認走行において、テストドライバーの1人であるレーシングドライバー飯田章の運転により、ラップタイム7分14秒64を記録。確認走行時のタイヤは、標準装着を予定しているブリヂストン製の「POTENZA RE070」を使用した。
2012年から生産を予定しているLFA Nürburgring Packageは、標準仕様のLFAから、さらにサーキット走行に軸足を置いた各種仕様に変更。CFRP(カーボン繊維強化樹脂)製のフロントスポイラーや固定式リアウイングなどにより、空力特性を最適化したほか、サーキット走行に適したサスペンションや専用ホイールを装着し、操縦性・安定性の向上を目指した。また、エンジンの最高出力は標準車両の412kW(560ps)に対して、420kW(571ps)と、8kW(11ps)の出力向上を図った。
フロントアンダースポイラーやカナードといったエアロパーツをまとい、一目でそれとわかるLFAニュルブルクリンク パッケージの迫力ある走行シーンと同時にレコードラップのノーカット・オンボード映像も公開。
夕闇せまるノルドシュライフェをアタックするのは飯田選手。
ゴールした瞬間自ら拍手して歓喜。また300km/hに迫ろうとする最高速といった様子も動画で確認。
たしかに7分14秒の最速ラップ、レクサスLFA ニュルブルクリンク パッケージは達成していました。
そして、このマシンが市販される(誰でも買える価格ではないでしょうが)というのも注目。
その価格はいくらになるのか、はたして何人のオーナーの元へ届くのか。
庶民には縁がないとわかっていても気になる、本当のスーパースポーツと実感させられる一台の登場です。
(山本晋也)