月々100円、ケータイで契約・決済できる自転車保険に注目!

自転車(チャリンコ)の事故が増えているんです。なぜかというと、街に自転車があふれているから。大都市圏に住んでいる方なら、ハッキリと「自転車が多くなった」のを実感していることでしょう。とくに3月の東日本大震災以降、通勤に自転車を使う通称“ツーキニスト”が格段に増えています。
オフィス街に通じる大きな道路なんか、朝の通勤時間帯はスポーツバイクにヘルメット姿のツーキニストをたくさん見かけます。また休日ともなると、河川敷のサイクリング道路は早朝から高そうなロードバイクにまたがるオジサマ方でごった返しています。ビール腹のメタボ親父がサイクリングの楽しさに目覚め、ヘルシーになってくれれば医療費の削減にもなり、それはそれでとても良いことです。

だけどクルマと同じで、数が増えれば事故も増えます。とくに交通事故全体がここ数年は減少傾向なのに対して、自転車の関係する事故は逆に増えていることが、日本損害保険協会のデータからも明らかになっています。
しかも、たかが自転車の事故とあなどれません。自転車側に過失のある人身事故において、過去には5000万円を超える賠償額も確定しているからです。そんなとき、自転車の事故にクルマの対人賠償保険が使えないのは当たり前。全部、自腹でなんとかするしかありません。

●賠償額5438万円
=昼間、信号を無視して交差点に進入した成人男性の乗る自転車が、横断歩道を横断中の女性と衝突。女性は11日後に死亡。
●賠償額5000万円
=夜間、無灯火でケータイを操作しながら自転車に乗っていた女子高生が歩行者の女性と衝突。女性は重度障害が残った。

自転車保険といえば、かつては大手損保をはじめとしていくつか保険商品がありましたが、あまり儲からないためか、ここ数年で続々と販売停止となっています。また、とくに自転車保険と銘打たない個人賠償責任保険や、火災保険などの付帯契約として同種の保険があったりもしますが、あまり知られていないのが実情です。
ひとつ注意したいのは、インターネットで「自転車保険」と検索すると保険情報サイトなどでいろいろ出てきますが、その多くが前述のような販売停止済みの保険であること。すでに契約できない保険情報をそのまま放置するなんて、マズイですよね。きちんと更新してほしいものです。

そんななか、最近注目を集めている自転車保険のひとつが、Yahoo!プレミアム会員専用「ちょこっと保険」の自転車プラン。本人のみなら月々390円で個人賠償最高1000万円から、月々1070円で5000万円までの3プランが用意されています。

Yahoo! ちょこっと保険・自転車プラン

また、今年の2月にアクサダイレクトが始めたのが「アクサダイレクトの傷害保険・自転車おすすめパック」。こちらは月々610円、個人賠償最高3000万円となっています。

アクサダイレクトの傷害保険・自転車おすすめパック

そして今回とくに注目したいのが、au携帯電話ユーザー限定ながら、月々ワンコインで契約できるau損保の「Myスマート保険・自転車プラン」。個人賠償額は最高1000万円ながら、月々の保険料を100円という激安に抑えているのが特長です。
この自転車保険、開業記念のため2011年8月31日までの限定価格で、2年目以降の保険料は未定ですが、とにかく安い! しかも、申し込みはauケータイからEZweb経由でOK。保険料も毎月の携帯電話利用料と同時に引き落としされるので手間いらず。保険料は1年分一括なら、さらに50円お得な1150円となっています。

Myスマート保険・自転車プラン

限度額1000万円だと、「5000万円を超える判例あり」なんて聞いた後では心配になるかもしれません。でも、そうした高額賠償はすべて自転車側に夜間無灯火、信号無視、酒酔い運転などの重過失がある場合のみ。マジメに乗っててうっかり事故を起こした場合には、それほどの高額には達しないはずです。それでも不安なら、さらにYahoo!など他社の保険に入っておくといいでしょう。

auケータイ、スマートフォンから即契約!
auケータイ、スマートフォンから即契約!

私自身、首都圏の荒川沿いでよくサイクリングしていますが、歩行者との事故や自転車同士の衝突の現場に出くわしたことが何度かあります。また、救急車の出動を目撃した仲間の話も聞きました。
もちろん、クルマと自転車の事故だって増えていますから、ドライバーとしても自転車側が保険に入っていれば安心ですよね。たとえ本格的なスポーツバイクじゃなくても、いまや自転車保険に入るのは常識といっていいでしょう。

(まるほ商会)