傷を自然治癒するクルマのパーツが登場!!

フランスのタイヤメーカー、ミシュランがパンクを自己修復するタイヤを開発したそうです。

ドイツ・ベルリンで 5/18~22 の間で開催された国際的なフォーラム (第11回ミシュラン・チャレンジ・ビバンダム)で初披露されたもので、「パンクしないタイヤ」、正確には 「穴が開いても損傷部分を自己修復するタイヤ」 が初登場。


その仕掛けはタイヤの内部に貼られた特殊なゴムにより,クギなどを踏んだ際に部材が穴を内側から即座に塞いでくれるそうな。(驚)

一切、空気圧の低下が伴わず、しかも普通にタイヤの寿命が尽きるまで使えて何度でもパンクを防げるというのがウリだそうです。 液体式のパンク防止剤などとは異なり、タイヤ内面底部のみにゴムが溜まるいわゆる 「偏り」が起きないのが大きな特徴だそうで、安定した材質を使用している為、走行時の振動の発生も無いと言います。

現在でもパンクして空気が抜けた状態でも応急処置的に走れるランフラットタイヤやパンク修理材などが有りますが、今回開発されたタイヤは技術レベルが数段高そうですね。 何が嬉しいってバーストなどの特殊なケースは別として、遠出でパンクを殆ど気にしなくて済む事ではないでしょうか。

この 「夢のタイヤ」、発売時期は未定ですが、既に15の新たな特許を登録済みとか。
真新しいタイヤが道路に落ちているクギの犠牲になって無駄な出費を経験した人も多いかと思いますが、この商品が世に出ればタイヤの常識が一変するだけのインパクトが有りそうです。

(Avanti Yasunori )

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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