【EV JAPAN】電動バイクもオシャレ時代!? 手軽でかわいいイタリア生まれのエコな靴

アルミ・フレームのカラフルなボディが目を引く原付扱いのスクーターがスカルピーナ。

イタリアでデザイン開発されたとあって、電動という先進性はさておいて、タテに並んだヘッドライトやアーチを描くフレームなど、機能重視かレトロテイストが主流の国内メーカー品とは違って、ファニーなスタイルが印象的です。

そんなスカルピーナですが、気になる性能は専用開発のインホイールモーターで定格出力0.6kW、リチウムイオンバッテリーで最大後続距離はなんと45km。前後に油圧ディスクブレーキを備えており、サスペンションはフロントがテレスコピック・フォーク式、リヤがシングル。原付と思うとなかなか高性能な仕様といえるのでは?

ちなみに法人向けリースが始まっているホンダのEV-neoの場合、定格出力は0.58kWと同等ながら一充電走行距離は34kmですから、スカルピーナの性能は原付としては十分といえるでしょう。このあたり、EV-neoの車重が106kgに対してスカルピーナはバッテリー込みで69kg。軽量かつ高剛性のアルミ・フレームの効果が大きいのかもしれません。

注目はブーストスイッチが付いていることで、急な坂道の場合、このボタンを押せばスムーズな加速が得られということです。

また、EV-neoは200Vの急速充電、約30分でフル充電できることに対してスカルピーナは100Vのみですが、バッテリーは脱着可能でキャスターがついているため、マンションでも部屋まで持って行って充電することもできます。フル充電までは約2時間かかりますが、通勤や通学メインであるならば、それほど不自由に感じないのでは? 正直、原付のためにわざわざ200Vのコンセントを設ける人はいないでしょうから、100Vだけでも十分では?

価格は39万9000円と原付としては安くはないのですが、給油の必要がないうえに走行中の排ガスはゼロで電気自動車より現実的かも。電動バイクも競争が激しくなって、どんどん進化していくことが期待できますね!


スカルピーナはイタリア語でかわいい靴の意味。ボディカラーは赤のほか、黒と白が設定されている。


バッテリーは脱着可能でキャスターがついているため、自宅でも簡単に充電できる。

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(佐藤みきお)