フィットとちょっと違う表情のフィットシャトル。
U.S.フィット、2011モデル。
いま大注目のフィット・シャトルですが、フロントマスクはフィットになんとなく似てるようで、違う感じがしませんか? もしかしてマイナーチェンジ前のフィットをそのままなのでは? なんて思ったりもします。
そこで発表会できいてみると、実はUSフィットのものをベースにしていたのです。
なぜ? と思いますが、まずUSフィットが本家日本仕様と違うのは、アメリカの衝突安全要件に併せて開発されたためなのです。日本で狙う取り回しのよさなどとは、やや違う条件もついてきたわけです。
そんなことから、USフィットが長いノーズを持っているわけですが、じゃそれをなぜフィットシャトルに?
フィットより長いボディを持つために、空力的条件もあったのでしょうが、やはりリヤセクションを大きくしたことで、既存のノーズではちょっとアンバランスに見えたということもあったそうです。
新規となるとかなりの開発費がかかりますし、フィットシャトルにとって価格は非常に重要な条件になってきます。そんななかで、シャトルらしい個性を発揮させながら、すごくうまく仕立てられたものですね。
(MATSUNAGA, Hironobu)
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