「アリタリアカラー」が懐かしいこのトヨタセラは一体何者?

autoblogに一台の面白いクルマが掲載されています。往年のラリー車を彷彿させる外観で、よく見るとドアがガルウイングのようです。

1990年にデビュー、6年間生産された後に消滅した4人乗りのクーペ、「セラ」が何とベース車。そう、トヨタが作った最初で最後の市販ガルウイング仕様です。

1.5Lで最高出力:110ps/6400rpm、最大トルク:13.5kgm/5200rpm、車両重量が890~950kg と比較的軽量で、ルーフまで回り込んだ大面積のウインドウガラスが特徴。発売当時の価格は160~188万円でした。

ガルウイングの開閉を支えるドアダンパーの内部封入圧が夏と冬で変化する為、何と、通常のダンパーに加えて温度補償用ダンパーを備えていました。ガラスエリアが大きく、太陽光の入射で夏場、車内温度が高くなる事が当時話題になりました。

プロジェクター式ヘッドランプをいち早く採用するなど、トヨタのクルマにしてはかなり前衛的なモデルだったと言えます。こうしてラリー車風に変身した「セラ」を久々に見ると21年前のクルマにしては結構頑張っていたなぁ・・・と思える一台。それにしても凄いマニアがいるものです。

こちらも併せて御覧下さい。 https://clicccar.com/author/avanti

(Avanti Yasunori )

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外部リンク
http://jp.autoblog.com/2011/11/11/msj2011-toyota-sera-alitalia/

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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