外車・輸入車はどうやったら高く売れるの?査定相場を調べる方法は?

クルマを売る時、輸入車は買取価格が安くなると聞いたことはないでしょうか?

これは事実ですが、対処法がないわけではありません。きちんと知識を持って、しっかり対策すれば損をしないで売ることは可能です。

  • 外車はなんで買取価格が安いの?
  • どうしたら高く外車を売れる?
  • 今の相場をネットで調べる方法はあるの?

この記事では、上記の疑問を解決する内容になっています。外車・輸入車の買取価格が安い理由をご紹介した後、その対処法もお伝えしています。

最後まで読めば、理由と対策がしっかりわかります。相場の調べ方もご紹介しているので、自分で相場を調べた上で買取業者と交渉するスキルも身につきます。

外車、輸入車の買取価格が安くなりがちな5つの理由

トヨタなど日本の自動車メーカーが製造しているクルマを国産車、ベンツやBMWなど海外の自動車メーカーが製造するクルマを外車と呼びます。海外から輸入して販売するため、輸入車とも呼ばれます。

こうしたクルマは、国産車に比べると買取価格が安いと言われています。それには、以下5つの理由があるからです。

外車の買取価格が安い理由5つ

  1. 中古の外車は需要が低い
  2. 外車は壊れるというイメージがある
  3. 海外需要がない
  4. そもそもの新車価格が高い
  5. 査定基準が厳しく設定されている

こうした理由があるため、外車は買取価格が低くなっているのです。どういうことか、これから詳しくご紹介していきます。

中古の外車は需要が低い

中古車を購入する人がどんな人か想像すると、外車の需要が低いことがわかります。中古車は新車に比べ、当然価格が低くなります。

そのため、「型落ちでもいいから安いクルマが欲しい」「予算に限りがあるからその範囲で買いたい」という層に人気です。つまり、コスパの高いクルマが好まれる傾向にあり、外車はコスパが悪い傾向にあるため中古市場では不人気です。

また、外車を欲しがる人は「人よりいいクルマに乗りたい」「最新の高級車が欲しい」と考えます。つまり、中古の外車を好んで買わないのです。外車が欲しいと思う人は、新車で購入することがほとんどなので、中古の外車は購入候補に入りません。

こうした点から、中古の外車は需要が低く、あまり人気がないのです。そのため、買取価格も低くなってしまうのです。

外車は壊れるというイメージがある

日本は国産車のレベルが高く、中古でも大きな故障はあまりありません。日本は高温多湿なので、日本のメーカーはこうした気候に対応したクルマを用意しています。

一方、少し前の外車はこうした対策が取られていなかったため、日本の気候に対応できずに故障することが多々ありました。今では、海外メーカーも日本の気候に対応した車種を販売していますが、当時のイメージはなかなか払拭できません。

そのため、日本国民の多くが「外車は壊れやすい」と思っているのです。こうしたネガティブイメージが根強く残っているため、中古の外車は売れにくいのです。また「中古車は壊れやすい」というネガティブイメージもあるため、中古の外車となれば悪いイメージが強くなってしまいます。

保証を付ければ安心感はアピールできますが、その分販売価格が高くなってしまいます。そのため、中古車販売店も売りにくいという事情があるのです。

海外需要がない

日本の中古車は、海外で高い需要があります。壊れにくいという点はもちろんですが、修理が容易という点も高い人気の理由となっています。とくに、発展途上国では安価な日本車は人気があります。

買取業者の多くは海外に販路を持っているため、日本国内で売れない古い国産車は積極的に輸出しています。こうした背景があり、国産車は古くても買い取ってもらえるのです。しかし、外車は海外需要があまりありません。

たとえば、メルセデス・ベンツやBMWはドイツのメーカーですが、ドイツの人はわざわざ日本から輸入された自国の中古車は買おうと思いません。左ハンドルが多い中、日本の右ハンドルの外車は需要がありません。また発展途上国では、中古車といえ高価な外車は需要がありません。そのため輸出先がなく、買取価格も低くなってしまうのです。

そもそもの新車価格が高い

当然ですが、外車は生産した国から船便で日本に輸入されます。送料がかかる分、新車販売価格は国産車より高くなってしまいます。つまり、同クラスの国産車と外車を比較すると、外車はより割高感が出てしまうのです。

新車販売価格が高いといっても、性能的には割安な国産車と同等。査定時に「余分にかかっている送料分」というのは考慮されません。クルマの査定基準はあくまで「年式・走行距離・装着オプション」で決まります。

新車販売価格が高かったからといって、査定が高くなるとは限らないのです。また、新車販売価格が高いクルマほど値落ちが激しいというのは、国産車と外車も共通しています。国産車でもこうした大きく値落ちしてしまうのなら、外車の値落ちが激しいのは当然といえます。

査定基準が厳しく設定されている

外車は国産車に比べ、査定基準が厳しく設定されています。「一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)」が制定している査定基準によると、国産車と外車は異なる基準が設けられています。たとえば、傷や凹みがあった場合、国産車よりも外車の方が1~1.2倍ほどマイナス額が増えます。

同じ傷でも、国産車が10万円減額なら外車は12万円減額となってしまうのです。そして走行距離に関しても、外車の方がマイナス額が大きくなる傾向にあります。車査定基準では、年間走行距離は1年1万キロまでとされています。それよりも多ければマイナス、少なければプラスとなるのですが、外車はマイナス額が国産車より多いのです。

とくに、超高級車になるほどマイナス額は増えるので、多走行車ほど不利になってしまうのです。これは、ここまでご紹介した理由を踏まえた結果と言えます。中古の外車を欲しがる人は、できる限り新車に近いコンディションを望みます。それに反するものは需要が少なくなるため、マイナス額が大きくなってしまうのでしょう。

査定前に相場を調べる方法

事前に相場を調べられれば、クルマを売ろうかどうかを決める材料になります。特に外車は買取価格が低いと聞くと、自分のクルマはいくらぐらいなのか気になります。

そこで本章では、査定前に相場を調べる方法をご紹介します。相場を把握しておけば、査定時に価格交渉をすることも可能です。

個人情報なしで相場を調べるサービスを使う

ネットには、個人情報なしで相場を調べられるサイトが多数あります。ただし、これらのサイトで調べられる相場は、あまり正確なものではありません。

複数のサイトを使い、その平均値を取る等の工夫が必要です。個人情報なしで相場を調べられるサイトは、主に以下の6つです。

  1. トヨタ「下取り参考価格シミュレーション
  2. 日産「かんたんクルマ査定
  3. ガリバー「中古車買取相場
  4. ズバット車買取比較「中古車の査定相場
  5. ナビクル「買取・下取り相場

トヨタと日産の相場検索サイトに関しては、ディーラーで新車を買う時に利用できる下取り価格を検索できるものです。同社で新車を買う前提で提示される価格なので、実際の相場と違うこともあります。また走行距離を入力しないサイトでは、それが考慮されない相場が表示されます。

前述の通り、参考相場となっている点は注意しましょう。正確な相場を知りたい場合は、これからご紹介する方法も併せることで精度が上がります。

中古車販売価格から予想する方法

買取価格を逆算する方法
中古車検索サイトには、膨大な数の中古車が掲載されています。そこで、自分のクルマに近い条件のものを探し、その販売価格を確認します。

そこから、20~30万円ほど引いた金額が、予想される買取価格なのです。中古車の販売価格は、販売店の利益などが上乗せされています。これが一般的に20~30万円ほどと言われているので、その額を引けばよいのです。

ただし、この方法は中古車検索サイトに似た条件のクルマが掲載されている時に使えるもの。希少な外車に乗っている場合、同じような中古車が出回っていない可能性があります。

また掲載台数が少ない場合も、取れるサンプルが少なくなり、正確な価格を予想できなくなってしまいます。こうした点から、市場に数多く出回っている外車に乗っている人だけが使える方法と言えるでしょう。

ここまでの情報をまとめると、ネット上で調べられる相場はあまり正確ではありません。複数のサイトで同じような金額が算出され、更に中古車検索サイトから予測される価格も近いものであれば、それはかなり正確な相場価格と言えます。

しかし数字にバラツキが出る場合などは、正確な相場とは言い切れません。少し手間はかかりますが、実際に買取店の査定を受け、正確な買取価格を知るしかないでしょう。

個人情報なしで車査定相場を調べる方法は「個人情報なしでだいたいの車査定相場を調べる方法」をご確認ください。

外車はどこに売ったらいいの?

クルマを売るならどこがいい
本章では、外車をどこに売ったらいいのか迷っている人のために、おすすめの売却先をご紹介します。外車は専門知識がないとしっかり査定できないため、どこに売るのかが重要なポイントになってきます。

また、買取業者が自社で中古外車販売を手掛けているかどうかもポイントとなります。自社の顧客に中古外車を欲しがっている人がいれば、それだけ強気な価格で買取ができるからです。

輸入車専門の買取業者

買取業者の中には、外車を専門にしているところが多々あります。外車はメーカーごとに査定ポイントが異なり、専門知識を持ったスタッフが必要とされます。そこで、特別講習を受けた外車に強いプロの査定員を配置した、外車専門店というものがあるのです。

たとえば、クルマ買取最大手ガリバーでは「リベラーラ」という外車専門店を用意しています。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディを専門に扱うことで、これらのメーカーだけに特化して査定と買取を実施。つまり、査定員の知識も十分で、この3社のクルマを売ろうと思っている人にはおすすめです。

また、リベラーラの抱える顧客は、当然メルセデス・ベンツ、BMW、アウディを欲しがっている人です。たまたまそのクルマを欲しがっているお客様が自社にいれば、大手の資金力を生かしてどこよりも高く買い取ってくれるでしょう。

また、クルマ買取業者のネクステージが運営する「ユニバース」という外車専門店もおすすめです。外車専門の買取店を20年以上も運営しているので、スタッフの知識や整備に関するノウハウは十分。

他社で断られた外車でも、買い取ってくれる可能性が大いにあります。他にも、外車だけを専門に買取と販売をおこなう「外車王」 という業者もあります。このように、探せば意外と数多くの外車専門店が見つかるのです。

一般的な買取業者

一般的な買取業者でも、外車を積極的に買い取っているケースがあります。たとえば、さきほど紹介したガリバーやネクステージは、自社に外車専門店を抱えています。

そのため、他店舗に持ち込んでも専門店のノウハウを生かして査定を行ってくれます。また、自社の外車専門店にそのクルマを探しているお客様がいれば、他店舗で査定を受けても高価買取をしてくれるでしょう。

ディーラー下取りはおすすめしない

外車を売る時、ディーラーの下取りはあまりおすすめできません。すでにお伝えした通り、高価買取の鍵は「自社に中古外車を欲しがってる顧客がいるかどうか」です。

そのためには、自社で中古車販売を手掛ける買取業者に売却する方が高く売れます。ディーラーは、下取りしたクルマを「業者オークション」と呼ばれるところに流します。

これは全国の中古車販売店が参加する、商品となる中古車を仕入れるところ。業者オークションの利用には手数料がかかるため、ディーラーもそれを見越した査定額を提示せざるを得ません。こうした事情があるため、ディーラーの下取りは高価買取となりにくいのです。

また、上級グレードや豪華装備が付いていてもプラス査定となることが少ないという特徴があります。外車はグレードによって数百万円の差があることも珍しくないので、こうした点がプラス査定とならないのは大きなデメリットです。

オススメは車一括査定を使うこと

ここまでの要点をまとめると、外車を売るなら輸入車専門の買取業者が一番おすすめです。その中でも大手買取業者を選べば、資金力を生かした高価買取が期待できます。こうした業者を複数競わせることで、最高価格を引き出せるのです。そこでオススメなのが、のちほど紹介する車一括査定です。

外車をなるべく高く売るコツ

外車をなるべく高く売るコツ
外車を高く買い取ってくれる業者がわかったら、次はなるべく高く売るコツを実践しましょう。ここでは、以下2つのポイントをご紹介していきます。

外車をなるべく高く売るコツ

  1. 保証を使って故障箇所は直しておく
  2. 車一括査定を使って複数社の査定を受ける

どちらも無料でできることなので、売却前にしっかり内容を確認しておきましょう。

保証を使って故障箇所は直しておく

外車を新車で購入すると、多くのディーラーで5年保証が付きます。もし、保証期間内に売却するなら、保証を使って不具合箇所はすべて直しておきましょう。

故障をそのままにして査定を受けると、当然その部分はマイナス査定となります。また輸入車専門の買取業者は、車種ごとに壊れやすい箇所を把握しています。査定の際は、そこを重点的にチェックされるので、不具合が出る前兆も見破られてしまいます。

それなら、保証を使って無料修理を受けておく方が損をせずに済みます。また、その修理を行った明細などは査定時に一緒に提出しましょう。不具合箇所の対策が済んでいるというアピールになるため、減額を防げます。

車一括査定を使って複数社の査定を受ける

車一括査定というのは、1度の申し込みで複数の買取業者に査定依頼ができるサービスです。乗っているクルマの「車種・年式・走行距離」を入力すれば、お住いの地域にある買取業者を自動で検索してくれます。

検索結果から自分が査定依頼をしたい業者を選べば、あとは車一括査定が代わりに査定依頼をしてくれます。申し込みの手間が省けるというメリットはもちろんですが、これなら近くにある輸入車専門の買取業者を見つける手間も省けます。

あとは、申し込みをした買取業者の査定を受け、その結果を比較すればいいのです。一番高い金額を提示してくれた買取業者に売却すれば、損をすることはありません。もちろん、事前に相場を調べておくのは忘れないようにしましょう。

車一括査定はいくつかありますが、中でもオススメなのが「カーセンサー」です。

車一括査定のオススメについては「【2022年最新】車一括査定のおすすめランキング決定版!6サイトを徹底比較」をご確認ください。

外車をなるべく高く売るコツは、上記の2点です。減額されそうな要素は少しでも減らしておき、買取業者を競わせることがポイントです。

査定アップにつながるオプション

査定アップにつながるオプション
査定を受ける時は、プラス査定が期待できるオプションを積極的にアピールしましょう。今乗っているクルマに、以下のオプションが装着されていれば、高価買取が期待できます。

査定アップにつながるオプション4つ

  1. サンルーフ
  2. カーナビ
  3. オーディオ
  4. 本革シート

こうしたオプションが装着されているクルマは、中古車市場で高い需要があります。ラグジュアリー感があるほど、中古の外車を欲しがる人には魅力的に映るのです。

査定時に黙っていると、買取業者によっては査定に反映してくれないケースがあります。そこでアピールすれば「こうしたオプションはプラス査定になると知っている」と伝えることが可能です。

まとめ

査定額が安くなってしまう外車・輸入車ですが、対策がないわけではありません。本記事でご紹介した方法を実践すれば、必ず高価買取を実現できるでしょう。

売却先を選ぶ時は、輸入車専門の買取業者にしましょう。また、大手買取業者を選べば、査定額が高価になる外車でも十分買い取る資金力があります。

こうした買取業者を複数競わせれば、相場を超える可能性も十分あります。ちょうどそのクルマを探している買取業者に出会えれば、それだけ高価買取の可能性が高まります。