車一括査定メールのみは可能?電話を少なくする方法はあり

車一括査定は、面倒な申し込み手続きの手間が省ける上、クルマを高く売ることができます。

しかしその一方、申し込み直後から電話が鳴り止まないというデメリットがあります。電話応対が苦手な人や、対応する時間がない人にとっては、利用をためらう理由の1つになるはず。

そこで「メールだけで車一括査定を利用できたらいいのに」と思う人もいるでしょう。

先に結論をお伝えすると、メールだけで完結する車一括査定はありません。理由は「正確な査定結果を知るためには実査定が必須」だから。

しかし、そこで諦めるのはまだ早いです。本記事でご紹介している方法を使えば、電話の数をかなり減らすことができます。

  • 車一括査定でメール連絡を希望する方法
  • かかってくる電話の数を減らし、やり取りする回数を最小限にする方法

本記事では、上記2つをわかりやすく解説しています。最後まで読むことで、面倒な電話のやり取りを減らしながら、車一括査定を受けられる方法が身につきます。

■カーセンサーはメールのみで使える車一括査定

メール連絡を希望できる唯一の車一括査定は、現時点では「カーセンサー」しかありません。

カーセンサーは申込時に希望条件などを入力できる画面があり、そこに「メール連絡希望」と記載できます。

しかし、この方法を用いても、業者によっては希望条件を見ずに電話をかけてくる場合があるので、電話が0になるわけではありません。

それには買取業者が採用する「オートコールシステム」というものが深く関係しています。

●連絡希望時間帯に「メール連絡希望」と記載する

メールアドレスを入力する項目の下に「任意項目:売却希望時期など」という選択画面があります。その項目を選択すると、【その他】を入力する画面が出てきますので、そこに「メール連絡を希望」と記載しましょう。

任意項目選択

カーセンサーのメール連絡希望
※画像出典:カーセンサー

この方法により一定数の電話を減らすことができます。

ただし、この方法を用いても「オートコールシステム」を使用している買取業者は電話がかかってきます。

というのも申し込みがあった時点で自動的に電話する仕組みを使っている買取業者があるからです。

筆者が現時点で確認できているのは「ガリバー」「ビッグモーター」「ネクステージ」の大手3業者。

さらに「プレディクティブコール」というシステムも入っていることがあるため、受電するまで数分おきに電話がかかってくることもあります。

●注意:メールだけの査定では正確な価格が出ない可能性がある

メールで正確な査定額を知ることはできません。中古車のコンディションは1台ずつ違うため、オンライン上では査定額を出すことができないのです。

そのため、各社は実物を見て査定額を算出するのです。とはいえ、まずは愛車の相場を知りたいという人もいるでしょう。その場合は、オンラインで相場を調べることが可能です。

・とりあえず相場を知りたい場合は相場検索サイトを活用する

まずは相場を知りたいという場合、ネット上の相場検索サイトを活用しましょう。例えば、車買取大手の「ガリバー」が提供しているサイト では、同社が過去に買取した実績が公開されています。

人気車種であれば実績も数多く公開されているため、自分のクルマに近い条件のクルマを探すことができます。全く同じ額で売れるという保証はありませんが、大手買取業者の買取実績なので、結果が大きく変わることはありません。

また、「トヨタ」や「日産」は公式サイトで、下取り参考価格を公開しています。ディーラーの下取り価格は買取業者の金額より低くなる傾向があるので、参考程度に留めておく方が良いでしょう。

しかし、最低価格がわかっていれば一つの指標にできます。こうしたサイトを活用すれば、大体の相場程度なら調べることができます。個人情報を入れる必要はないので、電話に悩まされる心配もありません。

車査定の相場については「個人情報なしでだいたいの車査定相場を調べる方法」で詳しく解説しています。

●電話を少なくするなら申込先を少なくする

車一括査定は、複数の買取業者に査定の依頼ができるサービスです。同時申し込み数は最大で30ほどありますが、全てに申し込みをすると電話が鳴り止みません。30社に申し込みをするということは、30社と最低1回は電話をしないといけません。

全ての業者と査定まで進んだとすれば、30回の査定を受けることになるのです。そうならないためにも、申し込みをする業者の数は3〜5社程度に絞りましょう。

そうすれば、かかってくる電話の数も減らすことができます。一般的に、3〜5社を競わせれば十分最高価格を引き出すことができます。

●電話を1回で済ませる

電話の目的は「査定のアポイントを取り付けるため」です。他社よりも早く査定にこぎ着けたいと考えるため、各社はしつこい電話をしてくるのです。

そこで「かかってきた電話で査定日を決めてしまう」という方法があります。車一括査定に申し込む前に、予め候補日をいくつか出しておくのです。

申し込み直後から大量の電話がかかってくるので、その電話で査定日を伝えてしまえば、同じ業者から電話がかかってくることはありません。電話を無視していると、アポイントを取るために何度も電話がかかってくるのです。

このように一括査定を使うと、必ず電話がかかってきます。クルマを高く売るためには仕方ないと割り切るのも大事ですが、どうしても電話が嫌だという人もいます。

そんな人は、これからご紹介するオークション形式の車一括査定がおすすめです。

●業者からの電話なしにできるオークション

車一括査定と似たようなサービスでオークションがあります。オークションも複数の業者が1台を巡って査定価格を出し合うという仕組みは同じです。

オークションというと業者しか使わないイメージがありますが、今では一般人向けのライトなオークションサービスが出ています。

オークションを使うと業者からの電話はなく、査定をするオークション会社のみの電話1本にできます。

詳しい仕組みや利用の流れを紹介します。

・オークションの仕組みと利用の流れ

  1. 専用サイトから査定申し込みをする
  2. 査定日の調整をする
  3. 査定を行う
  4. 専用オークションサイトに出品する
  5. 売却先を決める

それぞれについて、簡単に説明していきます。

1.専用サイトから査定申し込みをする

オークションを利用するためには、専用サイトから査定の申し込みをします。

オークションが可能な3サイト

  1. カーセンサー
  2. 楽天Carオークション
  3. ユーカーパック

カーセンサーは車一括査定もありますが、オークションも選択できるようになっています。

カーセンサーでオークションを選択

※画像出典:カーセンサー

申し込みに必要なのは「売りたいクルマの情報と連絡先」だけ。電話番号の入力が必須なので、メールアドレスだけでは申し込めません。

2.オークション会社と査定日の調整をする

申し込みが完了すると、オークションを運営している会社から電話またはショートメッセージ(SMS)が来ます。そこで査定日を決めます。

ポイントはSMS連絡という点で、SMSで査定日を決めてしまえば電話応対の必要がありません。

もし電話がかかってくるとしても、オークション運営会社から着信があるだけです。

3.査定を行う

査定は提携している店舗で行います。ガソリンスタンドに併設されていることが多く、1時間程度で終了します。

提携店舗が近くにない場合は、スマホアプリを使って自分で査定を行います。

4.専用オークションサイトに出品する

査定してくれた人からオークション会社に査定情報が送信されます。その後、オークション会社より査定結果を基にした「参考価格」というものが伝えられます。

伝えられた金額をベースに、クルマを専用オークションサイトに出品したら、後は入札を待つだけ。入札はすべてウェブ上で行われます。

車一括査定と異なり、査定結果を基にクルマをオークションサイトに出品します。その画面を見て、全国の買取業者がオンライン上で競り合うのです。

5.売却先を決める

オークションが終了したら、各社の入札価格を見て売却先を決めます。希望金額に満たない場合は、売却をキャンセルすることもできます。

無事に売却先が決まったら、指示に従って書類の用意をしてクルマを売却するだけです。

●基本的に電話なしで使える車一括査定はない

車一括査定というのは、買取業者への査定依頼を代行してくれるサービス。

つまり、申込後は買取業者とやり取りすることになり、その連絡は基本的に電話で行うのです。

●車一括査定の仕組み

車一括査定というのは、査定申し込みの代行サービスです。買取業者は複数あり、数社に査定依頼をするなら毎回申し込みをしないといけません。

同じ情報を何社にも提供するのは面倒なので、車一括査定サイトが各社へ申し込みを代行してくれるのです。これは利用者にとっても非常に大きなメリットとなります。その上、車一括査定サイトは無料で利用できるため、電話が多い以外のデメリットがないのです。

こうした便利なサービスが存在できるのは、クルマを高く売りたい利用者と、クルマを買い取りたい業者が存在しているから。つまり、車一括査定は買取業者に「クルマを売りたい人の情報」を渡し、対価として情報料を得ているのです。

買取業者は車一括査定サイトに情報料を支払うわけなので、当然質の高い個人情報を得たいと考えます。メールアドレスだけだと情報の価値は高くないため、電話番号の入力を必須としているのです。

●買取業者が電話で連絡を取りたがる理由

メールのみでやり取りしたい利用者に対し、買取業者は電話でやり取りしたいと考えます。なぜかというと「電話の方がメールより早く連絡が取れる」から。

車買取の業界では、先に査定した業者の成約率が高いという事情があります。つまり早いもの勝ちとも言えるため、最も早く連絡が取れる電話を使いたいと考えるのです。

クルマは実物を見なければ正確な査定価格が出せず、買取業者も「まずは査定をさせてほしい」と思うのです。その結果が、他社より早く電話でアポイントを取るという行動につながっているのです。

●大手買取業者1社だけに査定してもらう方法もある

ガリバービッグモーターネクステージはオートコールシステムを採用しているため、申し込み直後から電話がかかってくるとご紹介しました。それを回避する方法は、これらの買取業者には直接持ち込んで査定依頼をすること。

「そこまでしてこれらの業者に査定をしてもらう意味はあるのだろうか」と思うかもしれませんが、大手買取業者の査定は受けることをおススメします。

全国展開している業者は、中古車を購入したい顧客をたくさん抱えています。業者としては、顧客が購入を希望しているクルマは、買取価格が高くなっても確実に仕入れたいと考えます。

そのため、潤沢な資金力を使って相場より高く買い取るケースがあるのです。また、企業規模が大きい業者は、利益を各店舗ではなく全国規模で考えます。全店で大きな売上を出して業績を伸ばすために、比較的高い金額で積極的に買い取りを行っています。

大手と呼ばれるには、それなりの利用者がいるはずです。利用者数が多いことにはこうした意味があるため、大手買取業者の査定は受けておくことをおススメします。

買取業者のおススメについては「【2021年ガチ検証】車買取店の評判とおすすめランキング決定版」で詳しく解説しています。

●まとめ

車一括査定はメールのみでは利用できないことをご紹介しました。クルマの査定額は実際にクルマを見ないとわからないため、メールで査定額を出すことはできないのです。

車一括査定を使って申し込みをすると、その地域にある買取業者に査定依頼をすることになります。査定依頼があった業者は、どこよりも早く査定日を取り付けようと必死に電話をかけます。これが電話がしつこい理由です。

しかし、かかってきた電話で要件を済ませてしまえば、その業者から再び電話がかかってくることはありません。申し込みをする業者数を減らせば、更に電話の数を少なくすることが可能です。

また、ガリバーやビッグモーター、ネクステージといった「オートコールシステム」を採用する業者は申し込み対象から外す事も大事です。メールだけでクルマの査定はできないので、本記事でご紹介している事を参考に、電話の数を減らしながら活用しましょう。

(文:石川貴裕)