【高速サービスエリア ドッグラン 近畿】北陸道・神田PA(上り)はまるで林の中にいるような溢れる自然が魅力

■田園地帯を疾走する東海道新幹線が見られる隠れたスポットがある!

2匹のワンコと暮らすライターが足を運んで、日本全国にある高速道路のSAに併設しているドッグランを紹介します!今回は北陸自動車道、神田(かんだ)PA(上り)です。

ドッグラン02
北陸を前面に押し出した食事が楽しめる。

神田PA(上り)は、滋賀県長浜市に位置する北陸自動車道にあるパーキングエリアです。上下線ともに設置されているドッグランは、2010年4月にリニューアルオープンしました。また神田PAは “ぷらっとパーク”も設置されているため、地元の愛犬家も一般道から利用できる便利なドッグラン施設になっています。

ドッグラン03
ドッグランはショップの向かって右側の奥にあるので、出口寄りに、クルマを停めると便利。

「Genge」と称されるフードコートとショップは、地域社会とのタイアップで「北陸らしさ」が表れている飲食店は、地元の人もわざわざ足を運ぶほど。そして滋賀や福井の雑貨も多く、「田舎おかんカレー」や「台湾まぜそば」など他店には無いメニューも。手書きのPOPがところどころに見られるユニークな売場になっているのも見どころです。

豊臣秀吉ゆかりの歴史の町「長浜」として、黒壁スクエアを模した建物に、店内の壁面には昔の長浜の地図や豊臣秀吉の甲冑を思わせるモザイクアートなどがあり、どこかノスタルジックな気分にさせてくれます。

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ドッグランの中に専用ゴミ箱を設置。スコップなども用意されている。
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水道などなどの施設がないので注意したい。

お目当てのドッグランは、建物の右側奥、PA出口寄りの奥まった遊歩道の先にあります。ドッグラン内にペット専用ゴミ箱が設置されています。上段には、スコップなども置いてあり自由に利用することができます。但し、おしっこポールや水道設備はないため、少し不便かもしれません。

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ドッグランの中にベンチは一つ設置されている。木陰にあるのでくつろげる。
ドッグラン07
高速道路の施設とは思えないほど自然に溢れている。

全犬種共有で約370㎡の広さのドッグランは、いくつもの木があちこちに植えられていて、まるで林の中にいるような、自然いっぱいの雰囲気があります。ベンチは1つ。背もたれ付きで、木陰もあるのでゆっくりと寛げそうです。

たくさんの木が天然のアジリティになっていて、いろんな木を周って好奇心いっぱいに遊べそうです。フィールドの真ん中に電灯もあるので、暗くなっても安心。

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地面を見渡すとキノコを発見。

なんと、キノコも生えていて天然感満載。ドッグランのすぐそばに、テーブルとベンチがいくつかあり、ここで軽食やお弁当を食べたりしてピクニック気分を味わえます。

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ドッグランの傍にテーブルが設置されているので、ここでワンちゃんと一緒に食事も可能。
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ドッグラン横の展望台からは田園地帯を疾走する新幹線が見える。ここでドクターイエローを見るとさらに良いことあるかも。。。

神田PA(上り)は、自然豊かなドッグランがあり、さらに田園の中を新幹線が走る様子も眺められるという、ちょっとしたアトラクション(⁈)もあり、全国のSA・PAでも珍しいスポットといえます。

滋賀県長浜市の歴史を堪能したり、自然豊かな山々と田園の中を疾走する新幹線を眺められたりと、さまざまな楽しみ方ができるパーキングエリアへ、ぜひ立ち寄ってみてください!

(文:高市 智子/写真:萩原 文博)

※この記事は2023年5月5日に追記・再編集しました。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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