ヒール靴より安全でファッション性も負けていない、ドライビングシューズのススメ

■ドライビングにこだわる人がヒールを履いた女性を見て思う「老婆心」

●何をどう考えてもヒール靴で運転するのは危ない

「老婆心」という日本語の表現があります。年配の女性が必要以上に気を遣うことから転じて、必要以上にあれこれとへりくだって指摘・助言することを意味する言葉です。「まだ結婚しないの」や「ちゃんと食事取ってるの」みたいなことを親戚の年配者から言われたことのある人は、それです。

運転中にヒールが折れたらどうなるか、、、
運転中にヒールが折れたらどうなるか、、、

運転好きな男性諸君を代表してドライバーの「老婆心」ながら代弁しますと、ヒール靴を履いてクルマを運転している女性は危険極まりないと思うわけです。

アクセルペダルでもブレーキペダルでも、踏み放しは踵を支点に行われますから、踵部分の面積が小さいヒールではペダル操作時に滑って操作を誤る可能性は、スニーカーよりも高くなります。

●ファッションにこだわる人を説得するのは難しい

ただしこれはあくまでも滑る可能性が高いというもので、ヒール靴で颯爽と運転している人を見かけるように、一応は運転できます。それゆえになかなか説得できないですし、ファッションにこだわっている女性ともなると、嫌われたくないからお節介するのに気が引ける人もいるでしょう。

服装によって合う靴と合わない靴があるのも難しいところ。
服装によって合う靴と合わない靴があるのも難しいところ。

安全性を理解してもらって運転に適した靴を履いてもらおうと思っても、ヒールが似合うファッションをしているのに足元が統一感のないスニーカーでは、お洒落をして揚々とした気分が覚めかねません。わざわざ運転のたびに履き替えても良いけれど、それはそれで手間がかかるのでなかなか難しいところです。

■実は女性向けのドライビングシューズもある

運転向けに作られた靴には、日常生活での着用を念頭に置いたドライビングシューズと、モータースポーツに特化したレーシングシューズの2種類に分けられます。男性でドライビングシューズを日常生活で履いている人は、クルマとファッション性の両方に凝っている人に多く見られます。ローカットで靴幅が細く、かかとが丸くなっているあれです。

同じような形状で女性向けも販売されています。ヒールと比べれば断然安定した踵の形状ですし、アイコニックでチャーミングなカラーリングに靴紐のようになっているのも印象的です。しかし現状としてはローファーデザインが多く、レーシング寄りであったりスニーカーに近いデザインのものは少ない印象を受けます。

COACHやClarkといった大手ブランドからも発売されているので、「恋人やパートナーがいるけれど運転するときにヒールを履いているから怖い」とヒヤヒヤしている読者の皆様は、誕生日プレゼントや記念日などにプレゼントしてみても良いかもしれませんね(責任は取りません)。

その際には、「ヒールもいいけどこっちはどう?似合ってなおかつより安全だよ」と建設的な一言をかけましょう。

■足元も運転もキレイに決めて運転を楽しんでほしい

もし自分の周りにいる女性でヒール靴を履いたままクルマを運転している人を見かけることがあったら、「それは危ないからやめたほうがいい」と言いたくなるところを押さえて、「ヒール靴で運転するの大変じゃない?」といった感じに話を切り出し、さりげなくドライビングシューズをおすすめしてみるのはどうでしょう。

足元も運転もキレイに決めてもらえれば、みんながハッピーです。

(ジョン・スミス)

『カーライフ』の最新記事
観光だけじゃない、クルマとバイクの文化があるカタルーニャ州
小此木国家公安委員長
でっち上げははなぜ繰り返される? スピード違反捏造の道警・警部補逮捕に「本当に遺憾」…小此木国家公安委員長
クルマ業界女子部
ペダル踏み間違い事故防止にも一役、ドライブ中は車内に置きシュー、靴チェンジして安全運転を!
この記事もよく読まれています

あなたにおすすめの記事