新型レヴォーグ最大の注目点、新世代アイサイトによるスバル初の新たな機能とは?【SUBARU LEVORG】

■新型のステレオカメラや高精度3D地図などを採用。渋滞時ハンズオフアシストも搭載

2020年後半に発売予定とアナウンスされている、SUBARUの新型レヴォーグのプロトタイプ試乗会がプレス向けに開催されました。トピックスはいくつもありますが、最大の目玉は新世代アイサイト。走らせたのは、限られた条件下のクローズドコースでしたが、その完成度はすこぶる高く、これだけでも新型レヴォーグを買う価値がある!! といえる仕上がりになっています。そのインプレッションを前に、ここでは、新世代アイサイトのシステムと新たに加わった機能をご紹介します。

SUBARU レヴォーグ
新型レヴォーグ(プロトタイプ)のプレス向け試乗会が開催された

ステレオカメラは現行型の日立オートモティブシステムズ製からVeoneer(ヴィオニア)製にスイッチしています。ヴィオニアは、スウェーデンのAutoliv(オートリブ)のエレクトロニクス部門が分社化され、先進運転支援システム(ADAS)、拘束制御システム(AD)に特化した世界最大の専業企業。

SUBARU レヴォーグ
新型レヴォーグに採用される新型ステレオカメラ

新たに採用されたステレオカメラは、従来型から大幅に小型化されたのと同時に広角化も果たしているそう。さらに、On Semiconductor(オン・セミコンダクター)製の「AR0231」ADAS用2.3メガピクセルHDRイメージセンサが搭載されています。こちらは、優れた低照度感度、最大140dBハイダイナミックレンジ、LEDフリッカ低減、ASIL-B対応、車載グレードが特徴で、高架下やトンネルから出る際などの「白とび」などが起こらず、LED信号やLEDヘッドライト、LEDテールライトなどの検出も可能になるといいます。なお、オン・セミコンダクターは、車載カメラ用イメージセンサで世界シェアトップを誇っています。

SUBARU レヴォーグ
ステレオカメラは、Veoneer(ヴィオニア)製にスイッチ

新型レヴォーグにはさらに、前側方ミリ波レーダーが前方両サイド(2つ)、後方両サイド(2つ)の計4つ配されていて、さらにリヤソナー、電動ブレーキブースターの採用により、安心・安全をさらに引き上げています。さらに、3D高精度地図ユニット、ドライバーモニタリングシステム、静電式タッチセンサを採用するステアリングタッチセンサを採用。また、自車位置測位は、GPS、準天頂衛星、先述の3D高精度地図データなどを活用します。

SUBARU 新型レヴォーグ
新型レヴォーグ(プロトタイプ)のエクステリア

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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