ハイオクガソリン騒動、100オクタン以下というケースも! シェルのVパワーだけ正直でした

■レギュラー+ハイオクでも96オクタン以上はハイオクと言える!?

毎日新聞がスクープした「ハイオクは多くのスタンド系列で混合していた」という件、多くの消費者から驚きを持って読まれた。皆さん「裏切られた!」とカンカンになっている。同時に、様々な「誇大広告」も判明している。そもそもハイオクの特徴は石油会社によれば、1)性能をフルに引き出せる100オクタン。2)エンジン内部をクリーンにする清浄剤を含む、というもの。

実際どうかと言えば、コスモとキグナスについていえば100オクタン以下だったことを認めている。昭和シェル以外のハイオクは清浄剤など入っていなかった。JISによれば96オクタン以上あれば「ハイオク」と称していいことになっている。したがってハイオクにリッターあたり11円安いレギュラーを混ぜて売っても96オクタンまで下がらなければいいということになる。

またエンジン内部をキレイにするという清浄剤も前出の通り昭和シェル以外は入っていなかった。もう少し具体的に書くと、石油会社は「汚れを付きにくくする成分は入っているが浄化する能力は無い」と認めた。レギュラーにも含まれている「汚れを付きにくくする成分」を含んでいても、当然ながらエンジン内部は汚れていってしまう(エンジンの場合、主としてカーボン)。

一方「浄化する能力」とはカーボンが付いていても汚れを落としていくという意味。上は「真ん中のようなバルブがVパワーを使っているとこうなります」という昭和シェル石油の宣伝。下が「高性能清浄剤の配合により汚れを86%削減」をうたったエネオスのヴィーゴ(今回の騒動で引っ込めた)。オクタン価も清浄剤の有無も信じられない状況だったということになります。

振り返ってみると、少なくとも20年くらい前までは石油会社によって性能が違っていた。自動車メーカーでパワーチェックすると明らかな差も出ている。やがてガソリンスタンドの減少により、精製整備も統廃合。コストダウンしたということなんだと思う。現在販売しているハイオクはレギュラーと混ぜている可能性すらあり、オクタン価が96以上あることだけ保証されていると思っていい。

そんな中、1人ブランドイメージを大きく上げたのがシェルのカンバンを出しているスタンドだ。昭和シェル石油(今は出光昭和シェルになったが、シェル看板のスタンドは残っている)で扱っているVパワーは特別配送をしている。オクタン価も限りなく100に近い上、実効のある浄化剤(汚れを落とす効果)が使われていることも、多くの人達が実績によって認めてます。

正直なビジネスをやっていれば、いつかは評価されるというお手本のような状況。今後どうしたらいいか? 輸入車の大半はハイオク仕様ながら要求オクタン価は95以上。どこのハイオクでも問題無し。ただ日本車のハイオク仕様や輸入車でも高性能エンジン搭載車はオクタン価の高いハイオクを使った方がいい。ハイオクを入れるときはスタンドを選びましょう。

国沢光宏

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