巨人VS.阪神みたいなライバル関係!?時代をリードする企業ボッシュ/横浜ゴム/コンチネンタル/ブリヂストンを清水和夫が駆け足紹介!【東京モーターショー2019】

■クルマだけではない、東京モーターショー2019は部品・機械器具/モビリティ関連サービスの最新技術の宝庫!

東京モーターショーは自動車メーカーの最新モデルやコンセプトカーを見て回るのも面白かったですが、部品メーカーをジックリと見ていくのも楽しかったですよね。

そんな未来の技術の宝庫ともいえる部品関連ブースを、国際モータージャーナリスト・清水和夫さんが、その凄い技術を紹介していきます。

【BOSCH/ボッシュ】世界をリードする技術が集結!

ボッシュは世界最大の自動車部品メーカーと思われていますが、実は自動車が誕生する前から歴史があります。蒸気機関車、馬車などのヘッドライトなどいろんなことをやっていました。なので全世界でボッシュを知らない人はいないくらい。自動車メーカーへ部品や技術を納めるだけではなく、一般の人たちへのBtoC(Business to Customer )のビジネスもやっていますので、非常に幅広い技術を持つサプライヤーです。

ボッシュ
最新技術の世界をリードする企業、それがボッシュですね。

特に自動運転の領域ではレーダーから電動パーツなど、ありとあらゆる技術をR&Dして世界中の自動車メーカーに供給する、そんな巨大なサプライヤーと同時に、非常に深い技術を持った企業です。

電動化においても最近の48Vバッテリー、その辺もボッシュがリードしている領域の技術ですね。

解説する清水和夫さん
歴史的にも技術領域の広さでも、ボッシュにかなうサプライヤーはいません。

身近なところではイベントデータレコーダー、走行中のデータをロギングする、あるいはぶつかったときのクラッシュデータレコーダー、これもまだ基準化や法整備にはなっていませんが、事実上ボッシュのシステムがデファクトになっているんですね!

なので、ボッシュ無くして日本の自動車メーカーもクルマが作れない、そんな状態になっています。迎え撃つ日本のサプライヤーも目指せボッシュ!で日本電装、アイシンが非常に頑張っていますが、歴史の深さと技術領域の幅の広さでは、ボッシュにかなうサプライヤーはいないと思います。

ボッシュの部品
ボッシュの最新技術。

【横浜ゴム】タイヤ内センサーで各種状態をキャッチ!

清水:横浜ゴムです。ちょっと気になるのが、インテリジェントタイヤコンセプト、これはどんな新しいタイヤなんですか?

横浜ゴム
ただの丸くて黒いゴムではない、情報をクラウドするタイヤが登場します!

横浜:タイヤというよりは、中にセンサーがあり、これがタイヤのいろいろな情報をクラウドに上げて、空気圧、温度、将来的には摩耗状態などを検知します。

タイヤ内センサー
タイヤの内側に埋め込まれているセンサーで情報をクラウドします。

清水:摩耗ってどうやって見るんですか?

横浜:トレッドの振動とかで検知できるのではないか?と。

清水:減ってくると振動数が上がるんですね! 固くなるみたいな。変摩耗とか。そこだけじゃ面白くないけど、最終的には路面の摩擦係数が分かるとオイシイですね。そこに向けて、ますます技術が! 最近は知能化されてそのデータがクラウドに上がって、いろいろなビッグデータとして車両、またユーザーに還元されて…タイヤは命を乗せていますから重要ですよね。

横浜ゴムブース
タイヤの各種状態を教えてくれます。

【Continental/コンチネンタル】タイヤだけじゃない、ブレーキ、電動、自動運転まで網羅!

…大きい声じゃ言えませんが、ドイツのコンチネンタルの隣はボッシュ。ここはドイツ企業の「巨人VS阪神」みたいなライバル関係です。

コンチネンタル
ボッシュとコンチネンタルは巨人VS.阪神!?

ボッシュはタイヤを持っていないのですが、コンチネンタルはタイヤメーカーから端を発して、アルフレッドテーベスというブレーキメーカーを買収して、アメリカのモトローラ・カーエレクトロニクス事業を買収して、最近はシーメンスも買収しました。

コンチネンタルブース
そんな内緒話…OKなんですか!?(笑)

ということで、目指せボッシュ!として、いろんな企業を買収しながらどんどん大きくなったのが、このコンチネンタルグループです。

ですからブレーキ、ABS、タイヤ、自動運転、最近ではインジェクター、電動化技術、自動運転に関するセンサー…、様々なことをやっているんですね。

コンチネンタル
自動運転、タイヤ、ブレーキなど、様々な領域で活躍しているのが、ドイツのコンチネンタルグループです。

唯一ボッシュに無くてここにあるが、タイヤ。コンチネンタルタイヤは、日本ではドイツのクルマに履いていましたが、最近ではNSXが履いたりして悪くないですよね。ミシュランという大御所がいますが、負けずとコンチネンタルもタイヤ部門で頑張っています。

自動運転からタイヤ、ブレーキ、様々な領域でドイツのコンチネンタルグループは活躍しています。日本でもデポを持っていますから、非常に積極的に自動運転の実験にも参画しています。

【ブリヂストン】ついに日本の技術は宇宙へ飛ぶ!

ブリヂストンブース
ついに宇宙へ行くブリヂストン!

ブリヂストンがJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同開発している月面着陸車のタイヤです。当然月ですから空気が無いので、これは空気の要らないタイヤです。ついに宇宙に日本のタイヤ技術が出ていくということになりました。凄いね!

月面用タイヤ
日本の技術が宇宙へ飛び立ちます…凄いね!

(レポート:清水 和夫/アシスト:永光 やすの/動画:StartYourEnginesX)

【関連リンク】

StartYourEngines HP
https://www.startyourengines.net

国際モータージャーナリスト、清水和夫が主宰する自動車専門動画ウェブメディア。クルマの限界性能と安全性を徹底的に試すダイナミック・セイフティ・テスト(DST)を始め、国内外の新車インプレッション、注目度の高まる先進安全技術、自動運転など、クルマに関するあらゆるジャンルの動画をサイトアップしています。ぜひぜひ!チャンネル登録のうえご視聴ください。

StartYourEnginesX
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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