Audi RS 7 Sportback、4.0 TFSIと48Vマイルドハイブリッドが初公開【フランクフルトモーターショー2019】

駆動方式は、新たにローンチコントロール機能が搭載される標準の8速ティプトロニックトランスミッションで、駆動方式はquattroフルタイム4輪駆動システム。駆動力は、機械式センターディファレンシャルを介して、「40:60」の比率で前後のアクスルに配分されます。どれか1つのホイールがスリップすると、トラクションがかかっているホイールにより多くのトルクを自動配分。この場合は、駆動力の最大70%をフロントホイールに、最大85%をリヤホイールに配分することができます。

アウディRS7スポーツバック
Audi RS 7 Sportbackのドライブトレイン

さらに、ホイールセレクティブトルクコントロールにより、スリップが発生する前に、コーナー内側のホイールに軽くブレーキをかけることによって俊敏で正確なハンドリングを最適化。標準装備されるダンパーコントロール付きRSアダプティブエアサスペンションは、専用チューニングが施され、スプリングレートを50%高めた新しいエアスプリングモジュールによって、305km/hの最高速度を可能にしています。

自動車高調整機能付スポーツエアサスペンションは3つのモードに設定可能で、車高がノーマル時は、標準仕様のサスペンションを備えた、A7 Sportbackよりも20mm低く設定されています。速度が120km/hを超えると、車高はさらに10mm低下。必要に応じて、車高を20mm上昇させることのできるリフトモードも用意されています。RSスポーツエアサスペンションの特徴である大きなキングピン傾角により、長距離走行における快適性重視から、パフォーマンス重視まで、幅広い乗り心地の設定を実現するとしています。

アウディRS7スポーツバック
Audi RS 7 Sportbackのインテリア

インテリアでは、上部に設置されたMMIタッチレスポンスのディスプレイが目を惹きます。、ブラックパネルのダッシュボードに組み込まれ、ディスプレイをオフにするとパネルに溶け込んで、ほとんど見えなくなります。ドライバーは、上部RSモニターディスプレイを使用して、駆動システムコンポーネントの温度、最大Gフォース、タイヤ空気圧や温度などの情報を呼び出すことが可能です。

安全装備は、アダプティブクルーズアシスト、交差点アシスト、車線変更警告、縁石警告、360°カメラなど、30以上のアシスタンスシステムが用意されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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