フェラーリ488にフォードGTにAMG-GT——スーパースポーツ御用達の7速DCT

フェラーリ458/488、カリフォルニアTのトランスミッションは、このゲトラグ・7DCL750で、フェラーリの呼称は「F1ギヤボックス」。DCLのLはLongitudinal:縦置きを示す。

中空2層構造のプライマリー(インプット)シャフトは、内側が奇数段/外側が偶数段。ここからセカンダリー(カウンター)シャフト1に伝え、さらに前方に出力を戻すためのセカンダリーシャフト2でデファレンシャルギヤを駆動する構造としている。これは全長を短縮するための方策で、そのため5軸構成という複雑な構造になった。

中空2層構造のプライマリー(インプット)シャフトは、内側が奇数段/外側が偶数段。ここからセカンダリー(カウンター)シャフト1に伝え、さらに前方に出力を戻すためのセカンダリーシャフト2でデファレンシャルギヤを駆動する構造としている。これは全長を短縮するための方策で、そのため4軸+直交ピニオン軸という複雑な構造になった。1〜7速ギヤはすべて、トリプルコーンシンクロ構造。

最高許容回転数は9500。重量はおよそ128kg、全長はFR用で最長880mmで、eデフの装着も可能。ミッドシップの場合はプロペラシャフト用のフランジを外すことで全長を短縮、695mmに収まる。オイル量は変速部に3ℓ、バルブボディ/油圧系に7ℓを要し、交換は不要としている。

メルセデスAMG-GTのトランスアクスル。4軸構成であることがわかる。ダイムラーでは「SPEEDSHIFT DCT」の呼称。

【7DCL750:SPEEDSHIFT DCT】
ギヤ比
1速 3.397(3.077)
2速 2.186(2.186)
3速 1.627(1.627)
4速 1.286(1.286)
5速 1.029(1.029)
6速 0.840(0.840)
7速 0.633(0.693)
後退 2.792(2.792)
最終減速比 3.667(3.875)
レシオカバレッジ 5.37(4.44)
*AMG-GT/GT S、(カッコ)内はAMG-GT C/GT R

【7DCL750:for Ford GT】
ギヤ比
1速 3.397
2速 2.186
3速 1.626
4速 1.285
5速 1.029
6速 0.839
7速 0.634
後退 ——
最終減速比 3.667
レシオカバレッジ 5.37

(MotorFan編集部)

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