独占SCOOP! 斎藤ダイゴが駆るD1GP用の新型GRスープラ開発現場に潜入!

心臓部に3.4Lフルチューンの2JZを搭載するモンスター!

HKSが全面協力してマシンをセットアップしていた!

D1GPエキジビションイベント『D1GP オールスター シュートアウト』に、予告通りGRスープラをベースにしたD1GPマシンが2台登場した。

D1GP公式サイトをはじめ、たくさんのWEBメディアに取り上げられているから、知っている人が多いと思うんだけど、この2台、どちらも心臓部は2JZ-GTE化されており、仲良くHKSの3.4L排気量アップキットが使われていたりする。使用しているタービンが違うため、最高出力には差異が生じているが、ベース部分はイコールなのである。

で、今更ここでD1GP車両を紹介してもつまらないので、ウェブオプ完全独占記事を公開しちゃいましょう!

じつはD1GP開催を2週間後に控えた3月11日、我々はHKS本社に乗り込んで、斎藤ダイゴが駆るGRスープラのシャシダイテストの模様をバッチリと取材していたのであります!

で、先に結論を言うなら、斎藤ダイゴのGTスープラは「実測800psの超ハイレスポンス仕様」だったということ。

軽くマシンスペックに触れておくと、VVT-i付きの後期エンジンをベースに腰下はHKS 3.4ℓキット(ボア87φ×ストローク94mm)で強化。ヘッドにはHKSの264/272のハイカムを投入し、圧縮比は1.2mmヘッドガスケット仕様で8.8に設定されている。なお、ドライサンプ仕様のため2JZユニットの搭載位置は驚くほど低い。

最高出力に関しては、あくまでショートコースのお台場を想定したセットアップで、タービンサイズを現状のGTIII-4RからGTIII-5Rに変更すれば1000馬力を超えることも可能だ。

マネージメントはF-CON Vプロによるフルコン制御。燃調や点火時期のみならず、電子制御スロットルによるアンチラグ等も全てコントロールする。

ラジエターは他のD1GPマシン同様にリヤマウントとしている。引き抜き用の電動ファンを覆うドライカーボンシュラウドはラトビアHGK製のE92用。シルバーのタンクはドライサンプ用のオイルタンクだ。

デフはアメリカの汎用デフとして有名なクイックチェンジを採用。数分でファイナルギヤ交換が可能なため、競技ドリフト車両の間で装着率が高まっているパーツだ。

ドリフトに重要な切れ角に関しては、アーム&ナックルごとワイズファブ製に交換。GRスープラ用のキットが存在すること自体驚きなのだが「設計はBMWと変わらないし、かなり早い段階からオーダーしていた」とはダイゴ。車高調はHKSのハイパーマックスで、ワイズファブに合わせてブラケットやオフセットアッパーマウントはアルミ削り出しのワンオフが与えられた。

コクピットのメイキングも凄まじい。スイッチ類は戦闘機のようにルーフ位置にセット。センターコンソールから伸びている棒はシーケンシャルミッションと油圧サイドブレーキのレバーだ。見慣れないドライカーボンのダッシュボードはHGKのE92用を使っているとのこと。

こうして各部を見ていくと気づく。エンジンルームはもちろん、極限まで贅肉を削ぎ落としたコクピットやリヤラジエターのマウント方法など、それらはチューニングカーではなく、完全なレーシングカーの作り込みなのだ。このあたりは、世界の最先端チューニングを熟知する斎藤ダイゴならでは、と言える。

とはいえ、このマシンはまだ未完の大器だ。おそらく6月のD1GP開幕戦ではさらに進化した状態で登場してくるはず。WEB OPTIONは定期的に関係各所への突撃取材を敢行して、独自の情報をドンドン公開していこうと思っているので、期待されたし!

取材協力:HKS

PHOTO:Daisuke YAMAMOTO

web option編集部

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