ボルボと吉利が手がける「Lynk & Co」がハイパワーセダンをテスト!

Lynk & Co 03 CYAN

Lynk&Co 03シアン

TCR用レーシングカーの公道バージョン

ボルボの筆頭株主でもある中国の「吉利汽車(ジーリー)」グループの新ブランド「Lynk & Co」は、コンパクトセダン「03」のハイパフォーマンススポーツコンセプト「Lynk&Co 03シアン」のテストをスペインで行なった。

「03」はボルボXC40とプラットフォームを共有する「Lynk & Co」3番目のモデル。「Lynk&Co 03シアン」は、レーシング仕様の「Lynk&Co 03TCR」をベースに開発され、ボンネットのエアアウトレット、前後大型オーバーフェンダー、大型リヤウィングなどを採用。また、心臓部に搭載される2.0リッター直4ターボは、最高出力528hpまで高められている。

経験豊富なシアン・レーシングが開発を担当

開発及びテストを担当するのは、2019年シーズンの「FIA WTCR」に「Lynk&Co 03TCR」を投入する、シアン・レーシング。かつてポールスター・レーシングとして、ボルボのツーリングカープログラムを担当していたレーシングディベロップメントだ。

「今回テストした車両は、将来的に『Lynk&Co』の技術をベースにした量産パフォーマンスロードカーの開発プラットフォームになります」と、説明するのはシアン・レーシングの車両開発トップを務めるヘンリック・フリース。

「この『03シアン』でのプログラムに到るまで、我々は『S60/V60ポールスター』の開発、そしてモータースポーツ参戦においてボルボと協力関係にありました。『Lynk&Co 03TCR』をベースとするロードカーの開発は、非常にエキサイティングな経験を我々にもたらしてくれるでしょう」と、フリースは続けた。

今回、スウェーデン出身でシアン・レーシングに所属するテッド・ビョークがテストを担当。

「まだコンセプト仕様なので、少し極端かもしれません。でも、ベースモデルのキャラクターを探るためには、持てるポテンシャルを最大限に引き出す必要があります。今回のテストの目的は、そこにあります。マシンの最適なバランスを見つけることが、これからの作業になるでしょう」と、ビョーク。

528hpを発揮する2.0リッター直4ターボ

「Lynk&Co 03シアン」には、市販モデルと同じ「Lynk&Co」製2.0リッター直列4気筒ターボチャージャーを、528hpまでチューンアップしたエンジンを搭載。開発を担当したシアン・レーシングは、WTCC(世界ツーリングカー選手権)用1.6リットルターボエンジンや、オーストラリアの「V8スーパーカー」用V8エンジンなど、豊富なエンジン開発経験をもつ。

「レースエンジン開発も、パフォーマンスロードカー用エンジンの開発もやるべきことを変わりません。エンジンから最大限のパワーを引き出すだけでなく、高いレベルのドライバビリティも組み合わせる必要があります」と、シアン・レーシングのエンジン開発トップを務めるマティアス・エベンソンは語る。

今後、「FIA WTCR」に参戦するレーシング部門のプレシーズンテストにも参加し、「Lynk&Co 03シアン」の開発を進めていく予定だ。

【SPECIFICATIONS】
Lynk&Co 03シアン

エンジン:直列4気筒ターボチャージャー
総排気量:1969cc
最高出力:528hp/7800rpm
最大トルク:504Nm/4500-7000rpm
トランスミッション:6速シーケンシャル+パドルシフト
駆動方式:前輪駆動
車両重量:1287kg
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ:前後285/30R20

最高速度:310km/h
0-100km/h加速:4.4秒
0-200km/h加速:10秒
100-0km/h制動距離:30m

(GENROQ Web編集部)

この記事もよく読まれています

あなたにおすすめの記事