「アストンマーティン・ヴァルキリー」に搭載される究極のパワートレインが明らかに。

Aston Martin Valkyrie

アストンマーティン・ヴァルキリー

1000bhpを誇る、自然吸気V12ハイブリッドシステム。

アストンマーティンは、開発中のハイブリッドハイパースポーツ「ヴァルキリー」のパフォーマンスデーターを発表した。

英国のレーシングカンパニー「コスワース」製6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンをミッドに搭載。コスワースは1990年代にF1に投入すべく、超高回転型V12エンジンを開発及びテストしていた。それ以来20年の進化を経て、特にエンジン重量と最高回転数において、当時とは比較にならい基準にまで達することができたという。

最高出力は1万500rpmで1000bhp(1リッターあたり153.8bhp)を発揮。さらに最高回転数は1万1000rpmにまで達する。公道を走行可能な自然吸気エンジンを搭載するロードカーとしては、世界最高の数値と言えるだろう。最大トルクは740Nm(7000rpm)、これにハイブリッド&バッテリーシステムを組み合わせることで、さらに高いパフォーマンスを発揮する。

F1に搭載されていたKERSに近いシステムを搭載。

この複雑なパワーユニットとハイブリッドシステムは、最大限の効率と性能を実現するために、F1で活躍する「レッドブル・アドバンス・テクノロジー」と共同で設計・開発が行われた。搭載されるバッテリーパックからのエネルギーは関連するすべてのシステムに使用。また、電気モーターはパワーブースト・エネルギー回生システムに加えて、ギヤボックスの機能もサポートする。

「ヴァルキリー」のハイブリッドシステムは、F1マシンに搭載されていた「KERS:Kinetic Energy Recovery System(運動エネルギー回生システム)」に近い構造をもつ。主要なテクニカルパートナーによって開発された電気モーターは「インテグラル・パワートレイン」、軽量ハイブリッドバッテリーシステムは「リマック」が担当した。

自然吸気エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせることで、出力160bhp、トルク280Nmが加わる。ハイブリッドシステムをフルに活用した場合、最大トルクは900Nmにまで達するという。

近々サーキットでのテストがスタート。

アストンマーティンの副社長兼、スペシャル・ビークル・オペレーションのトップを務めるデイビッド・キングは、ヴァルキリーのパフォーマンスについて以下のように説明した。

「アストンマーティン・ヴァルキリーは、究極のハイパースポーツを目指して開発されています。今回発表したパフォーマンスデーターによって、それが証明されたはずです。レッドブル・アドバンス・テクノロジー、コスワース、リマック、そしてインテグラル・パワートレインは、ヴァルキリーの開発における素晴らしいパートナーです」

「すでに排ガス規制をクリアしたハイブリッドシステムが完成し、最初のプロトタイプの準備も整いつつあります。この最高のマシンをサーキットで走らせた時、どのようなリアクションが返ってくるのか、楽しみにしています」

(GENROQ Web編集部)

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