L28改、13Bペリ、2T-G改…言葉の響きがすでにステキな1986ゼロヨン対決、その結果は? その4【OPTION 1986年1月号より】

3T-G改ターボが心臓のスターレットは完成度の高さを実証!
<ATS-BMまいどどうもスターレット> 3T-GT改1918ccターボ/12秒19

●マシンの調子は悪くなかったんだけどね

ドライバー:三浦 靖

今回はどうしてもブーストが上がんなくてね。でもずいぶん走った割にはコンスタントにタイム出てるでしょ。谷田部に慣れているのもあるけど、耐久性もかなりですね。スタートは6000rpm、シフトアップは8000rpm。ターボチューンといってもマシンは安定してますね。

●メカニズムチェック

ATS-BMは軽量ボディのスターレットに3T-G改ターボエンジンを搭載。車重約800kgに最高出力400ps+αのパワーは凄いの一語だ。

3T-Gエンジンはトムス製鍛造ピストンを使って85.0mmから88.5mmにボアアップし、総排気量は1918cc。圧縮比は8.0に設定。クランクシャフト、コンロッドも大パワーに対処すべく精密なバランス取り、タフト処理などがされている。カムシャフトはBMオリジナルの308/288度、2T-G用ビッグバルブで強化。

タービンはKKK製K27タービンを使用し、キャブレターは使用せずEFIチューンだ。もちろんインジェクターも追加されているが、巧みなコンピュータチューンによりそれぞれの回転数に見合った燃料が噴射されるようになっている。冷却系はサーク製オイルクーラーと空冷式インタークーラーが備えられる。

パワーバンドは6000~9500rpm、レブリミットは1万rpmを可能にしていて、過給圧は常時1.0kg/cm2以上をかけている。

足まわりはFストラット/RリジットでBMオリジナルのコイルとTRDショックで固められる。またミッションは18RG用を改造して取り付け、ファイナルは3.7。

0-100m加速勝負ならベスト4!
<ABRツインターボZ> L型3Lツインターボ/12秒02

●耐久性は抜群、トラブルもなかったもんね

ドライバー:生越 マモル/竹内 栄次

最高速仕様のまんま、ファイナルだけ変えた状態なんです。1発目は300mあたりでホースが外れちゃって。でもそれ以降はノントラブルだから耐久性はあるね。スタートは7000rpm、2、3速は8500rpmシフト。2速があっという間に吹け切っちゃうんで、それがもったいないんです。

●メカニズムチェック

オリジナルカウルをまとったABRツインターボZは外観、内装ともに完全ストリート仕様。けれどエンジン関係はL28改3Lツインターボで最大出力500ps以上を絞り出している。ピストンはHKS鍛造を使い、ボア・ストロークは89×79mmで総排気量は2948cc。クランクシャフトはL28を使用し、コンロッドはL14。当然、バランス取りとタフト処理がされている。

ヘッドはABR独特のノウハウにより燃焼室加工とポート形状加工などに、330度の作用角を持つオリジナルのターボ用カムシャフト、バルブはIN46.5、EX36.5φ、レース用バルブスプリングが組み込まれている、

タービンはTD06をツインで装着。エキゾーストマニホールドは排気効率を考慮したステンレス製のオリジナルで抜く。これに空冷式レーシング用インタークーラーやHKS製SPLオイルクーラーが取り付けてある。吸気系はウェーバー50φ、チャンバーはABRオリジナルのもので独特な内部構造をもっているものだ。パワーバンドは5500~8500rpmで最大過給圧は1.5kg/cm2。サスペンションはノーマル加工のコイルにビルシュタインショック。Rタイヤは26インチのミッキートンプソンETドラッグを使用している。

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