S660で速さを求めるなら駆動系チューンは必須か!? 日光サーキット41秒5の瞬足マシンに見るエスロク最先端チューン

ハイフローターボを活かしきる駆動系チューンがキモ!

マネできる範囲のデモカーはユーザーのお手本的仕上がり

ホンダ車の足まわりチューンに定評のあるシーカー。代表の寺岡さんは根っからの走り好きで、サーキットに足繁く通っては理想とするパーツ開発を行なってきた。

吸排気チューンからブーストアップとステップアップを重ねてきたデモカーは、いよいよタービン交換に着手。オリジナルのハイフロータービンにより最高出力115psを発揮し、日光サーキットで41秒5、筑波サーキットコース1000も42秒台という好タイムをマークしている(いずれもラジアルタイヤ)。

これは2.0Lクラスのスポーツモデルも十分にカモれるレベルの速さ。ストリートも快適に走れる完全合法スペックで、こうしたクルマ作りを実践してきているのだから脱帽だ。

「必要最小限のメニューで楽しんでいただけるよう、ひとつひとつのパーツを妥協なく開発してきました。S660はやはりハンドリングのよさがキモなので、特に足まわりチューンは徹底的にこだわっていますね」とシーカーの寺岡さん。

ノーマルはFF駆動っぽい特性で、限界まで攻め込んでいってもアンダーステアしか出ないためおもしろみに欠け部分があるというが、シーカーのオリジナル車高調ではグイグイと曲がっていけるようにセッティング。ドライバーが意図すればパワーオーバーも誘発できる、そんなコントローラブルな特性に味付けている。

そのために肝心となるのは、機械式LSDだ。クスコRSをベースにカム角やイニシャルトルクを最適化。必要に応じてきめ細やかに効くようにすることで、意のままコントロールできる軽快な走りを実現した。

ちなみにブレーキはオリジナルのスポーツパッド、メッシュホース、スリットローターの3点セットのみを交換。電子制御によるロックを誘発しない効き具合にアレンジすることで、積極的に曲げるブレーキを使えるようにしている。

また、気持ちのいい走りを演出してくれるアイテムとしては、3本出しのオリジナルマフラーを提案。こちらは排気管の長さを確保することで、エンジン回転の上昇に応じて乾いたエキゾーストサウンドを奏でる。

さらにサイドインテークダクトからダイレクトに空気を取り込むエアインテークシステムやオリジナルECUまで併せて導入すれば、純正タービンのままでも十分すぎるほどのパフォーマンスが手に入るということだ。

このようにワクワクするクルマ作りを実践してきたシーカー。こだわり満載のメイキングに共感を覚えるS660乗りも多いのではないだろうか。

取材協力:シーカー

ミニ・アルティメイトと命名されたフロントバンパーは、カッコよさはもちろん空力にも拘った逸品。両サイドに支柱を設けた2ピース構造とすることで、カナードと同様の空力効果を発揮。さらに中央下部にはアンダーフラップを設けることで高いダウンフォースを獲得する。グリル部に樹脂製ハニカムグリルを採用しているのも特徴的だ。

バンパー下部を交換するタイプのリヤハーフスポイラーは、エンジンルームの熱気を逃がすためのダクトを大胆に設けたシースルーデザインを採用。さらに、ナンバー取り付け部には写真のような通気穴が設けられており、走行会などではさらに積極的に熱を排出することが可能だ。ディフューザー形状となっており、高速走行時の安定性向上にも貢献する。ビジュアル的にもインパクトありの3本出しマフラーは、管長を長く取ることでドライバーが感じやすい高音域の周波数を奏でるようにサウンドチューン。保安基準適合品ながら五感を刺激する音に仕上げている。オールステンレス製でパイプ径は42φ→50φ→42φ×3。触媒後の42φセンターパイプも同梱する。

目下、開発中のオリジナルタービンを装着することで最高出力115psをマーク。「クルマのバランス的には115ps〜120ps位がベストだと思う。本格コースでの走りも楽しくなる」とのこと。現在、耐久テストをこなしているというから発売が待ち遠しい。ちなみに同店では純正書き換えのECUプログラム(8万円)も用意。こちらはコラム左にあるセレクトスイッチで低燃費/ハイブーストデータの切り替えができる優れもの。レギュラー仕様とハイオク仕様の2タイプを設定しているので興味がある人はお問い合わせを。

吸気温度が厳しいS660のために開発したインテークシステムは、ダクトから取り入れた走行風をダイレクトにエアクリーナーボックスに導くという本格派。エアボックスの形状や容量も最適化されており、より効率よくフレッシュエアを取り込むことが可能だ。レスポンス&パワーアップを実現する。

足まわりに拘る寺岡代表が、納得のいくまで走り込みを重ねて開発したS.A.S.ダンパーキット。オーナーの使用用途をじっくりヒアリングした上でバネレートなどの仕様を決定する。約80mmと十分なストローク量を確保することで、しなやかで気持ちよく曲れる足に仕上げられている。減衰力20段式の全長調整タイプで、スウィフト製スプリングを採用。ストリートスペックではF4kg/mm、R6kg/mmが基準レートとなる。

S660専用に摩擦材を配合したスポーツパッドやステンメッシュホースも用意。さらに純正キャリパーのままで使えるローターは、カーボンの含有量を20%増量することでパッドの喰いつきをよくしたのがウリ。コストパフォーマンスも高く補修用としてのニーズにも応える。

ホイールは軽量&高剛性なボルクレーシングCE28をチョイス。これに組み合わせるタイヤはポテンザRE71Rで、サイズはF195/50-15、R205/45-16だ。

視認性も追求したメーターフード(シングルタイプ:1万2500円、ツインタイプ:2万5000円)や、高級レザーを使用したステアリング(3万5000円)もオリジナル。ファッショナブルなドレスアップミラー(8000円)も用意する。

小振りな設計で内装と干渉する心配もないフルバケットシートはブリッドとコラボレートモデル。ベースはローポジションが可能なVIOS3となっており、ヘッドレストにはオリジナルロゴが入る。価格は9万5000円。

この記事もよく読まれています

あなたにおすすめの記事