RX-7を超レスポンス型に仕立て上げるフジタの提案! 13B-REWのターボを撤去してハイコンプ+ブリッジポートNA化を敢行!

ブリッジポート+RX-8高圧縮ローターを組み合わせた珠玉のFD3S改NAロータリー!

フジタの技を詰め込んだ13B-REW改NAスペック

ロータリー&RX-7に拘り続け、あらゆるチューニングを提案してきた西のロータリーマイスター「フジタエンジニアリング」。

デモカーのFD3Sは、ベストシーズンを外したにも関わらずセントラルサーキットで1分19秒627の好タイムをマーク。じっくりと熟成を重ね、エンジンパワーを大きく引き上げ、それに伴って前後295幅の18インチをインストール。さらには大型のアンダーボードを前後に取り付けるなど、速さを求めたチャレンジも欠かさない。

しかし「フジタのルーツはストリートにある」と拘り、仕様がエスカレートしても、多少他社に比べて不利な要素があってもストリートスペックであることを頑なに貫いてきた。

ここでクローズアップするFD3Sも、新しい価値観の創出に挑んだ意欲作。RX-8からRX-7のブーストアップ仕様に乗り換えたオーナーからの「出力特性がピーキーで、通い慣れた峠でも踏み込めない」という悩みに対して、フジタエンジニアリングが提案したのはなんと13B-REWのNA化だった。

NA化の最大の魅力は唐突感のないフラットな出力特性だが、単純にターボユニットを撤去しただけではただのデチューンでしかない。そこで、ローターにRX-8純正の10.0高圧縮タイプを組み込んだ上、独自のブリッジポート加工を施して高回転で伸びるパワー特性を追求するエンジンチューンを敢行。

さらに、ファイナルギヤの交換によって4.7へとローギヤード化が図られ、ストレスを感じさせない小気味よい加速を手に入れた。

最高出力は210馬力。確かにターボチューンに比べるとパワー面での見劣りするかもしれない。しかし、パワーと引き換えにオーナーの求める楽しさ、乗りやすさ、そして長時間のサーキット連続走行でも熱ダレやトラブルの心配のない耐久性など多くのメリットを考えると、NA化はひとつの選択肢として定番化してもいいメニューと言えるのかもしれない。

取材協力:フジタエンジニアリング

スペック

13B-REW改NA仕様210ps/ブリッジポート加工/SE3P純正ローター/コーナーシール/FEED アペックスシール/ワンオフエキマニ/ソニックTiマフラー/ソニックPPセンターパイプ/スロットルアダプター/ワンオフサクションパイプ/オイルクーラー/ラジエター/LSD/PRO-F09車高調(F:17kg/mm・R:18kg/mm)/フロントバンパー/サイドステップ/リヤスポイラー/ボンネット/前後ブリスターフェンダー/アペックス パワーFC/HKS LAクラッチ/アドバンネオバAD08(F・R:285/30-18) ほか

唐突感のないスムーズな吹け上がりを求め、NA化が図られた13B-REW。構造がシンプルになり、熱害によるトラブルの発生リスクを大幅に減らすことができる。ただし、絶対的なパワー不足が否めないため、サイドハウジングの吸気ポートにはブリッジ加工を実施。さらにパンチのある加速を演出するため、RX-8純正ローターを流用して圧縮比を9.0から10.0に引き上げている。

NA化に伴い、ステンレス製エキマニをワンオフで製作。サイド排気のRX-8に対し、FD3Sの13B-REWの排気はペリフェラルポート排気であることも考慮し、NAとしては太めの60φに設定される。また、スロットルアダプターはFD3S用のターボ用、サクションパイプは80φでワンオフ製作されている。

燃料や点火のマップを新たに構築する必要があったが、メタリングオイルポンプやアイドリング、電動ファン制御の安定性などを重視し、FD3S用パワーFCでセットアップが進められた。一方、NA化で高回転志向が強まったため、高回転域での失火防止策としてHKSのツインパワーで点火系の強化を図っている。

リヤマフラーは高性能フルチタンモデルのソニックTi、センターパイプはステンレスのソニックPPをセレクト。いずれもFD3S用として販売しているフジタエンジニアリングのオリジナルで、メインパイプ径は80φに設定されている。

スペアタイヤスペースを活用するラゲッジボックスも藤田エンジニアリングのオリジナル品だ。上面はカーボンで成形されていて質感も高い。

基本的には峠を中心としたオールラウンド仕様として仕上げられるが、運転席にはフルバケを装備し、サーキット走行もカバーする。なお、許容回転数はまわすだけなら1万回転も可能だが、9000rpmを目安に繋いでいくと最も効率の良い加速を生み出せるそうだ。

車高調はかつてHKSのハイパーマックスプロをベースに展開していたオリジナルモデルのPRO-F05。減衰力は特に変更していないが、バネレートは標準的な仕様が前後18kg/mmとなるのに対し、フロント17kg/mm、リヤ18kg/mmを選択。NA化でフロント重量が軽くなったことを考慮した数値となっている。

フロントサブフレームの一部カットとタイヤハウス内の一部叩き出しによって、285/30-18というワイドサイズの装着が可能になった。実は外径は純正よりも小さくなるため、ファイナル変更と相まってトルクに余裕が出るとのこと。

外装パーツはもちろんフジタのオリジナルで統一するが、ボンネットはツヤ消しカーボンでドライカーボン風にアレンジ。フロントバンパーも本来はインタークーラーを冷やすためのダクトがノーズの先端に設けられているが、NA化に伴って不要になったと判断し、空気抵抗軽減のためにダクトレス仕様としている。

web option編集部

【関連リンク】

藤田エンジニアリング
http://www.fujita-eng.com

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