カーボンのリペアに350時間! 「ポルシェ カレラGT」の完璧なレストアが完了。

Porsche Carrera GT

ポルシェ・カレラGT

スーパースポーツの歴史に残る1台をレストア。

ポルシェのヒストリックカー部門「ポルシェ・クラシック」は、登場から15年以上経た今も高い人気を誇るスーパースポーツ「カレラGT」のレストアプログラムが完了したことを発表した。

カレラGTは、F1エンジンの流れを汲む、612psを発揮する5.7リッターV型10気筒エンジンをミッドに搭載。特別なエクステリアだけでなく、当時最高レベルのドライビング性能を持ち、スーパースポーツの歴史に金字塔を打ち立てた1台だ。今回、アメリカのコレクターが「ポルシェ・クラシック」に、彼が所有するカレラGTの徹底的なレストアを依頼した。

完璧にペイントされた、オークグリーンメタリックのボディ。

今回の依頼主はポルシェ自身によるレストアを望んでおり、「ポルシェ・クラシック」がすべてのパーツを徹底的にチェック。必要に応じて交換や修理を行いながら、エンジン、トランスミッション、シャシーコンポーネントを完全にオーバーホールした。

ボディカラーは、「オークグリーンメタリック」が選ばれた。このカラーは1970年代に登場したが、カレラGTにはラインアップされていなかった。

BBSからインスパイアを受けたマグネシウムホイール。

ホイールは5本スポークマグネシウム製ホイールを装着。BBSのモータースポーツホイールからインスピレーションを受け、スポークはゴールド、リムはシルバー。リムには銀素材が使用されており、銀を何層にも重ねることで、クロームのような表面仕上げを可能とした。銀は酸化しやすい特性を持っていることから、黒への変色を防ぐために、クリアラッカーを使用した保護コーティングが施されている。

350時間も要したカーボンパーツのリペア。

特に困難を伴ったのは、カーボンパーツの修復だったと振り返るのは、ポルシェ・クラシックのファクトリーレストアマネージャーのウーベ・マクルスキー。

「古いカーボンファイバーパーツのコーティングは黄色く変色しており、色あせてしまう傾向があります。モノコックを含むすべてのカーボンファイバーパーツを手作業で研磨して、再コーティングするのに350時間も費やしました」

レストア完了後、ポルシェ・クラシックはアトランタの「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」において、オーナーを含む100名の招待客に向けて、カレラGTのお披露目を行なっている。

(GENROQ Web編集部)

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