R35GT-R中古車購入ガイド! 「初期型なら400万円!でも状態が心配…」と悩む人にオススメするカンサイサービスの総点検!

パワーチェック込み4万3200円のR35総点検メニュー!

トラブルフリーのR35ライフはコンディションの把握から始まる

R35GT-R初期モデルの発売が2007年後半。すでにデビューして10年以上の年月が経過していることになる。

そのため「メーカー保証も切れたし、そろそろチューニングしようかな」といったオーナーや、400万円程度で流通する中古車市場を見て、R35GT-Rをチューニングベースしようと考えるユーザーも増えてきている。事実、ウェブオプのレギュラーメンバーであるメカドルゆきちゃんが購入したR35も、初期型で380万円だったし…。

しかし、天下のR35GT-Rとは言え10年を経過した車両であることは他の車種と変わりない。まずは、愛車のコンディションを把握してリフレッシュとチューニングのバランスを取りながら、不安のないR35ライフを送ることを考えるべきだ。

というわけで、トラブルフリーのR35ライフを楽しむために行っておきたいのが経験豊富なプロの目によるコンディションの総点検。

経年で劣化する部分、距離で劣化する部分、乗り方で劣化する部分、ウイークポイントの放置など、気になるポイントをエキスパートの目でチェックすることで、トラブル芽を取り除くことで得られる安心は何にも変えがたいものとなるはず。

ここで紹介するのは、カンサイサービスで実施している愛車車両点検メニューの一部。60項目以上にもわたる独自の点検項目に加え、実走行チェックやパワーチェックまでパッケージングされたこの点検メニューは、R35だけでなく多彩な車種で人気を集めてきたもの。チューニングされた中古車購入後の仕様確認、なんとなく感じる違和感や異音の原因追及にも活用され、大きなトラブルへ発展する前に対処できたというケースも少なくない。

たったひとつの不調が大きなトラブルの引き金になる、そんな事態を招く前に愛車のコンディションをしっかり把握することが重要なのである。「チューンの第一歩は現状把握から」。これは多くのクルマを見てきたプロの経験からくる最大のアドバイスだ。

それではカンサイサービスの総点検の模様をチェックしていこう。

取材協力:カンサイサービス

中古車を購入したのであれば、履歴リセットの意味合いも含めて車両点検と同時に油脂類のフル交換を行いたい。また、初期モデル場合のミッションの未対策車も多く残っているので、予算に余裕があるならモジュール洗浄やクラッチタッチポイントの調整までパッケージングされたミッションメンテナンスも加えておくべき。

カンサイサービスの車両点検は完全にメニュー化され、過去の点検による傾向も加味して行われる。また、オーナーが何となく感じている違和感の原因を追及するケースもあるし、中古車を購入した際のチェックとして訪れるひとも多い。その内容は、まさにチューニングカーに向けたもので、車検時の点検とは異質のものだ。独自の点検内容と経験豊富なプロの目は、些細なトラブルの前兆も見逃さない。費用はR35GT-Rの場合、パワーチェック込み4万3200円。作業は要予約。

ピストントップやシリンダー内壁、バルブまわりといったコンディション変化の現れやすいポイントを、プラグホールから挿入した高性能スコープでチェックする。先端のカメラを手元のコントローラーで自在にアングル操作できるため、車載状態でありながらシリンダー内を細部まで見逃すことなく確認することが可能だ。

カンサイサービス流のR35中古車(初期型)チェックポイントを公開!

距離・年式にしては良好な車両が多いのも特徴的

初期モデルなら10万㎞オーバーも当たり前となってきたR35だが、実は第二世代GT-Rなどと違ってコンディションは一概に走行距離や年式で判断できない。というのも、パーツの精度やクオリティが高められていることもあり、ストリート仕様で定期メンテを欠かさず行ってきた車両なら10万キロオーバーでも問題点一切なしといったケースは普通にあるのだ。

その一方で、スポーツ走行を積極的に行っていたり、荒く乗られてメンテナンスをおろそかにしていた車両となると、各部の劣化がジワジワと進んでいることもある。

初期モデルの弱点のひとつであるタービンのオイルラインにクラックが生じていたり、マフラーからの熱影響で左リヤのドライブシャフトブーツが破れてしまっていたりなど、走行距離が少なめでも細かなトラブル満載という車両も少なくない。正直言って程度を見極めるのが難しい車両であるのは言うまでもない。

そうしたR35事情に精通するカンサイサービスでは、エンジンルームや下回りのチェックだけでなく、高性能スコープを使ったシリンダー内部状況確認やコンプレッション測定までも点検項目にプラス。点検後にはパワーチェックでポテンシャルのデータ化も行うなど、万全を期したメニューを志す。

オーナーも気付いていないトラブルの前兆把握やは数多くのR35チューンを手がけてきたプロでなければ不可能な領域。走行環境や個体差で一台として同一コンディションはない、だからこそ愛車の点検は欠かすコトのできないものと考えて欲しいのだ。

PHOTO:Hiroaki INADA/TEXT:Junya MURATA

初期モデルなら400万円台も当然となってきたR35の中古車市場。10万㎞オーバーでバツグンのコンディションを誇る車両がある一方、走行距離が少なくてもメンテを怠りがちでハードに走り込んでいたためにコンディション最悪といった車両も存在する。ちなみに、サンプル車両はMY08のエクステリアをMY17仕様にチェンジしたユーザーカーで長年カンサイサービスでメンテナンスやチューニングを行ってきたもの。初期モデル改後期モデルのエクステリアカスタムは注目だが、パーツ代だけで200万円オーバーだっだとのこと。

ノーマル状態でも頼もしいパワー&トルクを発揮するVR38DETT。ストリート仕様で適切なオイル管理やチューニングが施されていれば10万㎞オーバーでもまったく劣化を感じさせないタフネスさは魅力。ただし、サーキットでのスポーツ走行をメインとしていたような場合は、10万㎞未満でもコンロッドへの負荷からメタル消耗していたり、オイル消費が多かったりする場合もある。また、長期店頭在庫されていた中古車でシリンダー内に錆が発生していたというケースもあるの。中古車に関しては、見た目や距離などでコンディションの判断がしにくいのが難点。

材質向上を受けてホース劣化は10万㎞オーバーでも少ないが、じっくりエンジンルームを観察していけば接合部ににじみが生じているなど劣化の初期症状が現れていることもある。ユーザーでは目の届きにくいラジエターのカシメ部もLLC漏れが生じる可能性が高い。

エンジンコンディションの指針となるコンプレッション測定。冷間時やバッテリー性能でも数値は変化するが、各気筒間でトラブルによるばらつきが出ていないかを優先的にチェックしていく。なお、VR38はサージタンクを外さなければコンプレッションの測定やプラグの脱着が不可能。点検時にプラグ交換もオーダーしておくのがベストだ。

空力面向上のためアンダーパネルが装着されるR35GT-Rでは、オイル漏れといった症状を見落としやすい。特に初期モデルの場合は、右バンクのタービンオイルラインにクラックが生じていることが多い。問題が生じていなかった場合でもクラック対策された純正部品に交換しておくと安心だ。

フライホイールハウジングのベアリングに生じたスラスト方向ガタで異音発生するMY14モデルまでの弱点は広く知られているが、その異音に気付いていないオーナーは非常に多いとのこと。ガタ発生からプロペラシャフト接続部のシール破損が生じていることもあるため、プロの目によるチェックが必要だ。

排気温度が高くなる関係で、スポーツ走行を繰り返していると左リヤのドライブシャフトブーツ内側が破れてしまうケースが多い。また、パワー・トルクがあることからドライブシャフトのオン側摩耗が進み、アクセルのオン・オフでカチッといった異音を発生することもある。排気系の遮熱処理、ブーツチェックをおこなっておこう。

ブッシュ類のヘタリは初期モデルでも少ないが、仮にロアアームブッシュがへたっている場合はブッシュ打ち替えよりもジオメトリー変更されたMY13以降のロアアームへ交換がベストとのこと。歴代モデルの進化を熟知するカンサイサービスなら、単純メンテではなく賢いアップグレードプランも提案してくれる。

リヤLSDのシール破損はユーザーレベルだと気付きにくいが、マウント周辺のオイル付着で早期察知が可能。ブローバイが多い場合もシール破損同様にオイルが付着するのだが、付着チェックによる管理で発生源は確実に突き止められる。

(web option編集部)

【関連リンク】

カンサイサービス
http://www.kansaisv.co.jp/index.html

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