「NAロードスターとずっといつまでも」 マツダが認めたプロショップによるリフレッシュメニュー全公開

マツダも認めるロードスター専門店によるレストアメニュー

チューニング&カスタムカーにも完全対応!

NAロードスターのデビューは、今をさかのぼること30年前、1989年のこと。当時は途絶えようとしていたライトウエイトスポーツ復活の起爆剤として、世界中から注目を集め大ブレイクを果たしたのはご存知の通り。

ライトウエイトスポーツのアイコンとして今も愛され続けるのは市場を開拓し直した歴史と、開発者のスポーツカーに対する意思が明確に現れたキャラクターがあるからこそ。30年の時を経ても色褪せないのは、そんな本質を知るオーナーに恵まれているからでもある。

そんなNAロードスターもどんなに大切にされていても、さすがに経年によるコンディション低下には逆らうことはできない。走らせて楽しむためのクルマだからこそ、走行距離も伸び劣化は比例して否応なく進んでしまう。しかし多くのファンが今も愛し続けているため、ついにマツダがレストアサービスを開始したのは、2018年のビッグニュースとして記憶にも新しい。

しかしながら、マツダが提供するレストアサービスは、ノーマル車限定でかつ各部のコンディションが良好なものに限られる。チューニングされた車両などは適応外となってしまうのだ。さらに、レストアと銘打つだけに全行程を一気に作業するため、コスト面でもかなりの負担が必要とされる。こういったハードルは意外と高く、長年ロードスターを楽しんでいるチューニングファンはこのニュースを羨むしかできなかったのである。

そこで、非ノーマル車オーナーのニーズに対しても、リフレッシュ作業の提供を開始したのがロードスター専門店として確かな実績を持つアイスタイリング。マツダのレストアサービスよりも身近に、そしてノーマル&チューンドすべてのオーナーに満足してもらうことを目的にメニューとして提供を始めたのだ。

「マツダがレストアサービスを開始してくれたおかげで、今まで欠品していた部品もいろいろと再販されはじめました。そのため、これまでは諦めていたリフレッシュメニューも、より幅広く行うことができるようになったのです。そこでアイスタイリングでは、ボディを中心にインテリアから機関系に至るまでトータルでのリフレッシュ作業をメニューとして開始しました。内容的にはマツダのレストア作業に引けをとるものではありませんが、レストアではなく敢えてリフレッシュという名称にすることで、作業を身近に感じてもらえればと考えています。もちろんユーザーのニーズによってはボディのみやインテリアのみといった、部分的なリフレッシュも選択可能です。さらに今乗っている車両をリフレッシュするだけでなく、ベース車購入に合わせてリフレッシュ作業オーダーも可能ですよ」とは、代表の石川氏。

ちなみにマツダがレストアサービスを開始する際に、ロードスターの現状や部品供給体制など本社から相談を受け、度々広島まで足を運んだのは石川氏。ロードスターの専門家として本家からも信頼を得ているからには、提供されるサービスにも期待は持てるはず。

例えば、ここに紹介する2台はベース車からオーダーによって仕上げられたサンプル。およその金額ではあるが、ベース車は上質なコンディションで100万円程度。そこに内外装から機関に至るまでのトータルリフレッシュ費用が100万円程度。しめて200万円ほどで新車レベルのロードスターに乗り始めることができるというわけ。

新車レベルといっても、もちろん最新モデルの乗り味や使い勝手ではなく、懐かしのNAロードスターのフィーリングが蘇る、というのがポイントだ。

取材協力:アイスタイリング

ENGINE ROOM REFRESH

ロードスターに愛着があるオーナーなら定期的にメンテナンスを行っているため、大きなトラブルは少ないかもしれない。しかし長年の熱によって劣化するゴムや樹脂パーツもエンジンルーム内には多用されているため、今後10年、20年乗っていこうと考えるならリフレッシュを行うべきタイミングは遠からずやってくる。機関系のチェックからはじまり、消耗品だけでなくホースなどのゴム類は全て新品に変更。各部が正常稼動するように徹底的にリフレッシュが行われるのだ。

ブレーキマスターはパーツ共販でもすでに欠品しているため、オーバーホールキットを利用して再生。内部のオーバーホールだけでなくマスター本体もしっかりと清掃することで、新品にも負けない品質に高められている。

BODY REFRESH

リフレッシュメニュー最大の見どころとなるのがボディパート。塗装は紫外線などによって焼けてしまい、色褪せやクリア飛びといったダメージも多い。特に赤などの原色系の劣化は顕著で、どんなに調子の良い車両でも塗装が劣化していると見すぼらしく見えてしまう。こういった塗装は全て剥離し、鉄板を出してから現代の塗料と最新の技術で新たなペイントを施すのだ。その際には凹みなどもすべて調整するため、ボディサイドの写り込みを見てもストレートな状態を作り上げてくれる。ペイントに関しては基本的に純正色での施工となる。また、劣化が激しいウエザーストリップなどは新品が出るためすべて交換。これまでは中古パーツを利用していた部分も新品が出るようになったため、交換することで末長く乗り続けることができるというわけだ。幌は好みのカラーで仕上げることができるため、オーダー時に相談することも可能。

下地から作り込まれたボディは、写り込みを見るだけでもわかる。歪みのないストレートなボディは、リフレッシュメニューの中でも最も満足度が高まるポイントでもある。

ボディだけでなくホイールも純正の新車コンディションに蘇らせる。スタンダードモデルの標準ホイールなど、新品で再販されるものも存在するため、オリジナルにこだわるオーナーも納得のリフレッシュが可能だ。

ゴム類の劣化は雨漏りなどを引き起こす原因のひとつ。これまでは欠品も多く中古パーツなどを活用していたが、マツダのレストアサービス開始とともに多くの部品が再販。新品を使うことで、トラブルフリーで快適な車両作りが実現できるのだ。

ロードスターのリフレッシュメニューとしてなくてはならないのが幌の張り替え。純正同等のビニールトップはカラーも純正に準じたラインアップがあり、オーダー時には好みのカラーをチョイスすることも可能だ。

INTERIOR REFRESH

常に人が乗り降りし触れるインテリアセクションは劣化度合いが大きく変わるポイント。特にシートは乗り降りの回数が増えればスレや破れといったダメージも蓄積していく。そのため清掃やリフレッシュで対処するか、シート表皮を張り替えるかなど選択肢も用意されている。また、インパネ周りやドア内張りなどはベース車のコンディション次第で仕上がりも大きく変化する。ダメージが大きい場合などは同社がストックするパーツと交換しながらリフレッシュといった手段もアリ。パーツのストックも充実しているため、車両それぞれにあったリフレッシュプランが提供できるのも、長年ロードスター専門店として歴史を重ねてきたアドバンテージだ。

コンディションの良いベース車でもレザーシートの表皮などはダメージが蓄積する。こういったシートも張り替えなどを行うことで、見違えるほど新車級のコンディションに蘇る。

シート表皮はカラーバリエーションも豊富に用意されるため限定仕様など内装に合わせたカラーコーディネイトや純正同等の刺繍の入れ直しも可能。カバーでごまかすのではなく専用表皮で張り替えるから仕上がりの満足度も高いはず。

ドア内張りも紫外線などのダメージが蓄積することで色褪せや汚れなどが付着する。これらは徹底した清掃などで復活させるだけでなく、場合によっては同社のストックパーツと交換することも可能。まずはコンディションチェックが第一というわけだ。

アイスタイリング
住所:静岡県浜松市南区大柳町8-1
電話番号:0066-9702-0158
営業時間:10:00〜19:00(平日)/10:00〜18:00(日・祝)
定休日:火曜日

豊富な在庫車を常時保有しているため、ベース車選びからサポートしてくれるロードスター専門店。マツダとは違いリフレッシュメニューの門戸は広く開かれているが、事前のアイスタイリングチェックを受けることは必須。1日かけて細部までチェックすることで、どこまでのリフレッシュが必要かを確認しながら、予算に応じたメニューを紹介してくれるのである。

web option編集部

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