【STREET TRIBE】環状族と呼ばれた男たち【関西地区/某周回スポット since 2014】

4車線の公道周回路を自由自在に駆け抜ける!

これがリアル「ナニワトモアレ」の世界だ!

甲高いエキゾーストノートを響かせながら、4車線の公道周回路をシビックやインテグラなどのホンダ車が次々と駆け抜けていく。

ハザードランプを点滅させたまま、全車線を自由に使って走るその光景は、まるで数十年前にタイムスリップしたような、はたまたマンガやアニメの中に入り込んだような非日常的で刺激的なものだ。

「最近は昔ほどマシンのチューニングレベルは高く無いけど、チーム同士の関係も険悪じゃないから、走っているときもエンジンを切ってこうしてダベっている時間も楽しいよ」と常連のひとり。

ピークは1980年代。有名無名のチームがこのステージで暴れまわっていたが、1980年代後半あたりからチーム同士の抗争や事件が急増。死亡事故も増え、無法地帯と化しつつあった大阪環状であったが、警察による取り締まりの強化やバブル景気の終焉など、複合的な要因の重なりにより一気にブームが衰退していった。それ以来、環状族の姿を見る機会はなくなったのである。

しかし近年、またライトチューンのマシンで走りはじめる新世代が増えてきたことから、徐々にその輪が広がりつつあるそうだ。一月に数回程度、こうしてまとまった台数が集まって舞台に上がるのだという。

表面的には「環状族」はすでに都市伝説的なものとなっているが、現在でも全盛期から続くチームが幾つか存在しており、新たな勢力も生まれている。そして彼らは、今なお走り続けているのである。


この日走っていたのは、ローブレイクとノーグッドレーシングのメンバー。どちらも1980年代から続く老舗チームだ。EFやEGもいまだ現役バリバリ。数カ所で待機する仲間をピックアップしながら、徐々に台数を増やして舞台に上がる。なかには10代と思われる女のコのEG乗りもいた。

最近はビデオカメラによる取り締まりも行われるため、マスクやフードなどで顔を隠して走るのが鉄則らしい。レーシンググローブの装着率が高かったのも印象的だ。

内装ドンガラにロールケージは定番の仕様で、B18C換装仕様などもいる。レッドブルカラーのEF9はレース車両をベースに製作されたもので、安タンを搭載しSタイヤを装着していた。

web option編集部

この記事もよく読まれています

あなたにおすすめの記事