【DEBUT】「マクラーレン600LTスパイダー」初公開! クーペと変わらぬスパルタンモデル。

McLaren 600LT Spider

マクラーレン600LTスパイダー

「LT」に相応しい運動性能を得たスパイダー。

マクラーレン・オートモーティブは、2025年に向けた事情計画「Track25」に基づいた3番目のモデルとなる「マクラーレン600LTスパイダー」を発表した。マクラーレンは「マクラーレン F1 GTR」のル・マン24時間レース参戦車両(1997仕様)が「ロングテール」と呼ばれていたことを受けて、「675LT」、「675LT スパイダー」、「600LT」と、ロングテールの名を冠したモデルを発表しており、「600LTスパイダー」は、その最新版となる。

「LT」=「ロングテール」の名を冠した5番目のモデルであるこのオープンスーパースポーツは、パワーアップ、軽量化、最適化されたエアロダイナミクス、サーキット重視の運動性能、限定生産と、マクラーレンが掲げるロングテールの理念をすべて体現。スポーツ性能を犠牲にすることなく、オープンエアを楽しむことが可能なうえ、「600LTクーペ」をもしのぐ別次元の興奮をもたらすと、マクラーレンは胸を張る。

600LTで採用された上方排気を継続。

マクラーレン・オートモーティブ 最高経営責任者のマイク・フルーウィットは、600LTスパイダーのデビューに興奮を隠さない。

「マクラーレン600LTスパイダーは、オープンエアという別次元の楽しさを与えてくれる1台ですが、同時に『ロングテール』であることもなくしていません。カーボンファイバー製『MonoCell II』シャシーの持つ剛性を最大限活用することで、スパイダーにも関わらず、600LTクーペと同等の運動性能を手にしました。しかも追加の構造強化もなく、わずか50kgの重量増に留められています」

「ライバルと比較して大幅に軽いというアドバンテージに加えて、600LTクーペで採用された上方排気も継続しています。官能的なエキゾーストノートだけでなく、そのルックスも素晴らしいということを報告しておきます」

570スパイダーと比較し、100kgの軽量化を実現。

兄弟モデルにあたる「600LTクーペ」と同様に、600LTスパイダーはベースとなった「570Sスパイダー」から100kgもの軽量化を実現した。

軽量ながらも非常に強度の高いカーボンファイバー製「MonoCell II」シャシーの採用により、コンバーチブルにも関わらず、従来のスチール製やアルミニウム製構造では必要とされていた補強を加えることなく、600LTと変わらない剛性を確保。この結果、クーペからわずか50kg重量増に留め、スパイダーながらも1297kgという破格の乾燥重量となっている。これは他社のライバルよりも80kgは軽く、パワーウェイトレシオが463ps/tという驚くべきスペックを叩き出している。

オープンでもクローズドでもエレガントなフォルム。

40km/hでの走行時であれば、ボタンをプッシュすることで、3ピース式電動格納ハードトップルーフをクローズからオープンに変更可能。ルーフを下ろすことで、爽快なフレッシュエアを感じられるだけでなく、特徴的な上方排気によってもたらされる抜群のエキゾーストノートを堪能することもできる。独立可動のウィンドウディフレクターは走行風の低減や車内の換気に加え、エキゾーストノートをキャビンにより多く取り入れることも可能とした。

650S、675LT、570Sスパイダーで実証されたテクノロジーを取り入れ、ハードトップルーフはソフトトップよりも安全で耐摩耗性が高く、クローズド状態ではクーペと変わらない快適性をキャビンにもたらしてくれる。 また、マクラーレンのデザイン部門は600LTと変わらないシルエットにすることにも注視した。オープンにした時にも、ルーフはシート後方のスペースへとエレガントに収納。また、ルーフを上げた状態であれば、ラゲッジスペース容量は、52リットルも追加される。

オープン時の最高速は315km/h。

搭載される3.8リッターV8ツインターボエンジンは、電子制御システムをアップデートし、冷却システムを強化。エキゾーストシステムの背圧を低減することで、600LTクーペと同じく最高出力600ps、最大トルク620Nmを実現した。

カーボンファイバーモノコックシャシーの採用により、パワートレーンも大幅に強化。デュアルクラッチ・シームレスシフト7速ギヤボックス(SSG)は、スポーツモードにおいてシフトチェンジの間点火を一時的にカットする「イグニッションカット機能」を備えており、F1マシンのような素早いシフトチェンジが可能となる。 600LTスパイダーは0-100km/h加速が2.9秒、0-200km/h加速が8.4秒と、600LTクーペからわずか0.2秒落ちという抜群の加速性能を実現。最高速度はクローズドで324km/h、オープン時は315km/hとなっている。

オープン化による空力特性変化を最小限に。

カーボンファイバー製ボディに加え、リヤウイングも600LTと同じデザインを採用し、250km/hでの走行時に100kgものダウンフォースを獲得。オープン化によって空力特性が変化したにも関わらず、より強化されたエンジンマウント、セッティングが再調整されたダンパー、鍛造アルミニウム製ダブルウィッシュボーンサスペンション、軽量ブレーキシステムなどにより、サーキットにおける抜群のハンドリングを実現した。また、足元には特注の「ピレリP-Zero Trofeo R」タイヤが装着されている。

オプションでマクラーレン・セナ用軽量をシートも。

キャビンはマクラーレンP1と同様のアルカンターラトリムとカーボンファイバー製レーシングシートを標準装備。マクラーレン・セナ用に開発された超軽量カーボンファイバーレーシングシートが、オプションで選択可能となっており、さらなる軽量化を希望するカスタマーは、オーディオシステムやエアコンを取り外すこともできる。

600LTクーペと同様に期間限定生産となり、イングランドのサリー州ウォーキングの「マクラーレン・プロダクション・センター」において手作業で組み立てられる。日本での価格は、3226万8000円と発表された。

【関連リンク】
・マクラーレン オートモーティブ
https://jp.cars.mclaren.com

(GENROQ Web編集部)

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