【チェーン規制調整箇所一覧付き】一部地域でチェーン装着が義務化に。チェーンを付けるのは前輪? 後輪? どっちが正解!?

●誤った装着をするとちゃんと走れない。チェーンを付けるべきは「駆動輪」

大雪時の道路交通確保のため、規制された区間を走行する際はチェーン装着が義務づけられる省令の改正が行われた。

つまり、今までならばスタッドレスタイヤを装着していれば走行できた区間でも、今回の改正により、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪がある時はチェーンを装着していないと、走行することができないようになるのだ。

現状でのチェーン規制調整箇所は以下13の区間。

【直轄国道】

豪雪地帯として知られる山形県の月山道路や新潟県の大須戸、山中湖をはじめ、広島の赤名峠や愛媛県の鳥坂峠も対象に含まれている。

【高速道路】

降雪時にたびたびニュースに登場する中央道や上信越道、北陸道をはじめ、米子道や浜田道なども対象に含まれている。

【ところで、チェーンってどのタイヤに装着すべきか覚えてますか?】

タイヤチェーンは駆動輪に装着するのが基本。FF車ならばフロントタイヤ、FR車ならばリアタイヤ。この装着タイヤを間違えるとどんなことが起きるのか、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)がFF車の50系プリウスを使った実験結果を公表している。


テスト車両はFF車の50系プリウス。この場合駆動輪はフロントタイヤなので、フロントの左右タイヤにチェーンを装着するのが正しい。テストではこの50系プリウスでフロントにチェーンを装着した場合、リアに誤装着した場合の走行比較をしている。

●登坂テスト

登坂テストは、勾配12%の坂道を上りきれるのかを検証。タイヤチェーンをフロントタイヤ(駆動輪)に装着した場合は、チェーンが雪面をしっかりグリップし、スリップすることなく勾配12%の坂道を上りきることができた。一方で、リアタイヤ(非駆動輪)に装着した場合は、坂道の途中でタイヤがスリップしてしまい、上りきれなかった。

●旋回テスト

旋回路(R=6m)に30km/hで進入し、パイロンに沿って曲がることができるかを検証。タイヤチェーンをフロントタイヤ(駆動輪)に装着した場合は、ドライバーのハンドル操作に合わせてクルマの向きが変わり、パイロンに沿って曲がることができた。一方で、リアタイヤ(非駆動輪)に装着した場合は、ハンドルを左に切っても操舵輪である前輪が滑ってしまい、 走行ラインは外側に大きく膨らんでしまった。

さらに、参考として行われたブレーキングテスト(平坦路で40km/hから急ブレーキを踏み停止するまでの制動距離を測定)においても、タイヤチェーンをリアタイヤ(非駆動輪)に装着した場合、フロントタイヤ(駆動輪)に装着した場合と比べて、約7mも制動距離が延びる結果に。以上のテスト結果からしても、タイヤチェーンは確実に駆動輪に装着しないと坂道を上れないばかりか、カーブや交差点での事故につながりかねない。

今冬チェーンを装着する可能性がある人は、今一度自分のクルマの駆動輪がフロントなのか、リアなのかをチェックしておきましょう。

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