【国内テスト】「ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ」試乗! EVOがデビューした今こそ再考する。

Lamborghini Huracan Performante

ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ

新作ウラカンEVOは、この「ペルフォルマンテ」から派生。

ランボルギーニの主力モデルが「ウラカンEVO」へと進化を果たした。従来のウラカンでも十分であったが、それをこれまで通りの手法、即ちパワーアップ&シャシー性能強化などで終わらせず、その上級モデルにあたる「ペルフォルマンテ」で得たノウハウを注入してくるところに、昨今のランボルギーニの巧みさを思わせる。

では、そのウラカンEVOが登場したことで、ペルフォルマンテに価値がないかといえば、答えはNO。EVOに試乗したわけではないものの、それでもペルフォルマンテのステアリングを一度でも握ったことがある人ならば、その意味がわかるはずだ。何しろ、ニュルブルクリンク北コースを6分52秒01という驚異的なタイムを叩き出した1台だ。デビューした時の2017年では、量産車史上最速を証明したスーパースポーツである。

640psのパワーをフルに活かすALAを試すには・・・。

ウラカン ペルフォルマンテには、過去にイタリアのイモラ・サーキットで試乗している。その時、このペルフォルマンテの脅威性を知るには、正直サーキットでしかない、と思い知った。可変空力システムのALAによるエアロダイナミクス性能及びエアロベクタリングによる効果と、640psのパワーに、4WDシステムの巧みな制御、さらにLDSも含めたシャシー制御など、高次元での走行性を実現できた背景を体験するには、とても公道では無理。もはやトラックというクローズドコースで全開にしなければ、その凄みを実感できないと痛感していた。

そして、日本に上陸し、あらためて公道で試したときも、その印象は結局同じであった。一般道から高速道、そして日頃慣れたワインディングでテストすると、その凄みこそわずかにわかるものの、公道では手に余りすぎて、もったいないとすら思えてくる。例えるなら、戦績の良い闘牛に麻酔でも打ったかのような感じだろうか。いや、200kgくらいのウエイトハンデをもたせたような、本領を発揮できずにいる、という具合だ。

超高性能を味わえないものの、公道でも乗り味は悪くない。

ランボルギーニに興味がそれほどない人にとって、ペルフォルマンテのプライオリティはわかりにくいかもしれないが、ポルシェで例えるなら、911GT3やGT2、フェラーリでいうなら488ピスタなど、サーキットを全開にしてこそ価値がある1台で、そこまで自走で行けるレーシング・ロードカーだと思って頂いたほうがいい。ただ、それでも公道で不快に思うほど、乗り心地が悪いこともないから、微妙で絶妙だ。確かに硬さは常に伴うとはいえ、我慢できないレベルではない。

とはいえ、おそらく、最新作「ウラカンEVO」は、ペルフォルマンテの実力を、より公道で乗りやすくしたモデルを狙っているに違いない。下記のリンクから、この「ウラカン ペルフォルマンテ」を日本で試乗した時の動画と、イモラ・サーキットでテストした時のレポートをご確認頂きたい。そのうえで、ウラカンEVOへの期待とペルフォルマンテの凄みを理解していただけたらと思う。

REPORT/野口 優(Masaru NOGUCHI)
PHOTO & MOVIE/小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)

【リンク】ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテのイモラ試乗記

【SPECIFICATIONS】
ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ

ボディサイズ:全長4506 全幅1924 全高1165mm
ホイールベース:2620mm
トレッド:前1668 後1620mm
乾燥重量:1382kg
前後重量配分:43:57

エンジン:V型10気筒DOHC40バルブ
総排気量:5204cc
ボア×ストローク:84.5×92.8mm
圧縮比:12.7
最高出力:470kW(640ps)/8000rpm
最大トルク:600Nm(61.2kgm)/6500rpm

トランスミッション:7速DCT
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
ディスク径:前380×38 後356×32㎜
タイヤサイズ(リム幅):前245/30R20(8.5J) 後305/30R20(11J)

最高速度:325km/h
0→100km/h加速:2.9秒
0→200km/h加速:8.9秒
CO2排出量:314g/km(EU)
燃料消費量(EU複合):13.7リッター/100km

車両本体価格:3416万9904円(税込)

【関連リンク】
ランボルギーニ カスタマーセンター TEL  0120-988-889
http://www.lamborghini.com/jp

(GENROQ Web編集部)

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